丸佳浩&菊池涼介 vs 石井琢朗&波留敏夫、数字以上の貢献度を!

2014年、カープ打線の中心であり象徴であった菊丸コンビ。

共に初の3割を達成しキャリアハイの成績を残したが、クライマックスシリーズではブレーキとなってしまった。

 

真のチームリーダーへ!数字だけではない貢献度を!!

丸佳浩、菊池涼介、共に20代中盤の選手。

今後5年10年とこの2人を中心としたチーム作りがされることだろう。

今年の成績をコンスタントに残せれば申し分ないように思うが、守備走塁コーチ石井琢朗のブログでは・・・

「この二人を見てると

その昔、横浜ベイスターズにいた石井、波留という

1、2番コンビを思い出すんですよ。

まあ、あの二人よりだいぶ精度はいいですけどね(苦笑)」

と書かれている。

 

菊丸コンビと1998年横浜ベイスターズを日本一に導いた石井琢朗と波留敏夫の成績の比較をしてみたい。

2014年 試合 打席数 打数 安打 打率 打点 本塁打 盗塁 犠打 四死球 出塁率
丸佳浩 144 644 536 166 .310 67 19 26 0 104 .419
菊池涼介 144 654 579 188 .325 58 11 23 43 27 .352
1998年 試合 打席数 打数 安打 打率 打点 本塁打 盗塁 犠打 四死球 出塁率
石井琢朗 135 630 555 174 .314 48 7 39 2 70 .389
波留敏夫 106 487 428 117 .273 39 2 12 11 44 .338

数字だけを比較すると、菊丸コンビのが上。

石井琢朗と波留敏夫の1998年以外のキャリアハイの成績を持ってきても、数字だけ見れば菊丸コンビのが優れている。

しかし、石井琢朗のブログに書かれているように「精度」に違いがあるのだろう。

クライマックスシリーズで結果が残せなかったように、ここ一番でチームを勝利に導く立場、チームを背負って立つポジションに菊丸コンビはいる。

シーズンを通して(特に終盤)、この日は落とせないという試合でことごとく負けていた。

こうした試合を勝っていく事が優勝するためのポイントであり、菊丸コンビに求められる「精度」だろう。

当時の横浜ベイスターズは細かな作戦があまりなかったチーム。

1,2番コンビを組む石井琢朗と波留敏夫は阿吽の呼吸で試合を動かしていたと思う。

そうした「野球脳」的部分もまだまだ精度が高められると感じているのかもしれない。

 

石井琢朗と波留敏夫のコンビは感情を表に出しながらプレーをしてチームを引っ張った。

対して菊丸コンビはクールに引っ張っている印象が強い。

チームリーダーとして、チームを鼓舞する部分も来年以降もっと見せて欲しいと感じる。

 

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