2015年シーズン、打てる捕手:會澤翼がほとんどの試合でスタメンマスクを被るだろうなと思っていた。
2014年シーズンで覚醒したと思われたバッティングで、今後数年、カープの捕手は會澤翼で決定と思ってしまった。
1年間捕手として戦うにはバッティングだけでは難しい
開幕戦のバッテリーは前田健太と會澤翼、共に1988年生まれで誕生日が2日違いのバッテリーであった。
しかし翌2戦目の先発バッテリーは、クリス・ジョンソン-石原慶幸。
ナイター後のデーゲームなので、捕手を休ませる要素もあるのかなと思っていたが、クリス・ジョンソンには石原慶幸でシーズン前から決めていたようだ。
シーズン序盤は會澤翼が中心であったが、徐々に石原慶幸の信頼感が増していき、前田健太や黒田博樹が先発の試合でもマスクを被るようになった。
そして、シーズン終盤では、ほぼスタメンマスクは石原慶幸。
先発捕手別での成績は、以下の通りになった。
名前 | 先発試合数 | 勝利 | 敗北 | 分 | 勝率 |
石原慶幸 | 73 | 40 | 32 | 1 | .556 |
會澤翼 | 70 | 29 | 39 | 2 | .426 |
勝率に大きな差が開いた。
もちろん捕手だけが勝率に影響を及ぼす訳ではないが、かなりの比重はあると思う。
まだまだ石原慶幸に會澤翼は追いついていないということだろう。
會澤翼の持ち味であるバッティングも、数字だけを見ると石原慶幸とそれほど差がない。
名前 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
石原慶幸 | .241 | 2 | 12 |
會澤翼 | .246 | 6 | 30 |
打てる捕手と言えど、1年間マスクを被り続けると心労も違うだろうし、守備中心にならざるを得ない。
そうした状況で打撃成績を残してこそ、打てる捕手と言えるはずだ。
カープだけでなく、球界全体で捕手の世代交代の時期と言える。
規定打席に達した捕手は、セントラルリーグでは東京ヤクルトスワローズの中村悠平、パシフィックリーグでは埼玉西武ライオンズの炭谷銀仁朗とリーグで一人ずつ。
そして、東京ヤクルトスワローズは見事に14年ぶりに優勝を果たした。
優勝するチームには名捕手ありと言われるが、2016年シーズン、まだまだ石原慶幸がポジションを渡さず死守するか、それとも會澤翼で世代交代となるか?
私は會澤翼の独り立ちに期待したい!
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勘違いされがちですけど會澤はマエケンと黒田の試合でも借金作っているんですよね・・
とりあえず私は黒田とジョンソンが現役のうちは石原中心で行ってほしいです
二人がいなくなったら會澤と磯村体制で石原はコーチに^^;
配球は結果論の部分もありますし評価が難しい部分だと思いますが、會澤のパスボールの多さはとても気になります。
一方の石原は球界一のキャッチング技術があり、その点で投手が投げやすいと言うのもあると思います。