日本のプロ野球に生え抜きのセカンドは存在しない

菊池涼介はセカンドだ!と昨日記事にしました。

彼も元々ショートの選手。

カープに入ってから、セカンドに入り、セカンドをモノにしつつあると思います。

元々日本のプロ野球にセカンドとして入団した選手は少ないと思います。

プロ野球選手になるのですから、小さい時からチームの中心選手のはずです。

任せられるポジションは、先ずはバッテリー。

そして、ショートでしょう。

もしくは外野の要、センター。

左投げならファーストも有り得ます。

体ががっちりしていて、スラッガーならば、サードも考えられます。

 

チーム事情もあるでしょうが、

プロに入る選手がアマチュア時代にセカンドを守るのは稀

のはずです。

ニューヨークヤンキースにドラフト指名された加藤豪将はセカンドのプレーヤーですが、この辺りは日米の野球観の違いがありそうです。

 

プロ野球のセカンドの選手はほとんどがプロ野球球団に入団後、コンバートされて育成されます。

今の球界を見渡してみても、アマチュア時代からバリバリセカンドを守っていたのは、阪神タイガースの西岡剛くらいでしょうか。

大阪桐蔭高校に、「4番セカンド西岡剛」

そんな西岡剛もプロではショートも守っています。

プロで、セカンド一筋はなかなかいないですね。

ソフトバンクの本多雄一くらいでしょうか。

 

読売ジャイアンツも仁志敏久が横浜ベイスターズに移籍後、セカンドが固定できません。

その仁志敏久もやはりアマチュア時代はショートの選手で、プロ入り後、サード ⇒ セカンドとコンバートされています。

プロ野球のセカンドは、守備範囲も求められますし、右中間やライト線に打球が抜ければ肩も必要になります。

打者によって守備位置を変える必要もあり、仁志敏久に言わせれば、

「何も考えずプレーする選手はセカンドにはなれない」

 

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菊池涼介がセカンドを守り続けて、生まれ持ったスーパーサイヤ人並の守備範囲に、セカンド脳を鍛え上げたら、日本のプロ野球史に残る名セカンドプレーヤーになることでしょう。

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