ここ数試合、好不調の波が小さな期間でやってくるブラッド・エルドレッド。
しかし、不調の兆しが見える度に野村謙二郎が手を掛け調子を取り戻している。
彼ら二人には我々ファンには計り知れない信頼関係があるようだ。
確かな信頼関係が技術に反映!!
ブラッド・エルドレッド。
阪神ファンの友人に言わせると、「ハリウッドに出ていてもおかしくない顔」。
真摯さが滲み出ている。
外国人にはない素直さが野村謙二郎の指導を素直に受け入れ、今年の大活躍に繋がっているのだろう。
キャンプから技術的指導もされていると思うが、そこにはブラッド・エルドレッドの性格と二人の信頼関係があってこそ、指導が成績に結び付いていると思う。
2014年5月18日(日)の対読売ジャイアンツ@東京ドーム。
1打席目にサードゴロに倒れた後、2打席目ツーランホームラン、3打席目レフト前ヒット、4打席目満塁ホームラン。
1打席目凡退後に野村謙二郎は通訳を介さずに直接英語でエルドレッドに声を掛けた。
「自分から仕掛けに行き過ぎている。相手は恐がっているんだ。」
文章にすると何気ない言葉、しかし野村謙二郎が直接エルドレッドに声を掛けた事によって魔法の言葉に変わったはずだ。
野村謙二郎以外の人間が同じ言葉で声を掛けても効果はなかったかもしれない。
無視・称賛・非難
ただ声を掛けるのではなく、その選手の人間性も把握してこその話だと思う。
声を掛ける以前に、その選手(選手の前に一人間)をしっかり見ておく必要があるだろう。
野村克也氏は「無視・称賛・非難」を使い分けていた。
3流には無視:声を掛けられるように頑張れ! 2流には称賛:褒めて伸ばすタイミング! 1流には非難:やって当たり前の選手なんだ!
3流の選手だからと言って無視してる訳ではなく、見ているからこそ「無視」という言葉を使えるのだと思う。
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選手によっては褒められて伸びるタイプ、叱って反骨心で成績を伸ばすタイプと色々あるだろう。
その使い訳も、結局は選手をよく把握していなければ成り立たない。
これは野球界・スポーツ界に限った話ではなくサラリーマン社会にも言える話だと思うが、サラリーマン社会がコミュニケーション不足に陥るのは何故だろう?
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