ここ数年、日本球界で流行の兆しがあるスプリット・フィンガード・ファーストボール。
昔は頭文字を取ってSFFを呼ばれていたが、最近は単にスプリットと呼ばれている。
日本球界で歴史の浅いスプリットとチェンジアップ
田中将大が数年前からスプリットを投げ始めて、2013年には24勝無敗の圧巻の数字を残し、スプリットの威力を証明した。
そして今年は前田健太や大瀬良大地が習得を目指している。
おそらく今後の日本球界で中心となっていく球種であろう。
前田健太の持ち球の一つはチェンジアップ。
腕を振ってストレートより10~20km球速が落ちる為、打者のタイミングを外すことができる。
最近では日本球界でも多くの投手がチェンジアップを投げるようになったが、ここ10年、20年で日本球界に普及した球種だと思う。
肩や肘への影響からフォークボールを教えない米国球界
日本ではウイニングショットにフォークボールを投げる投手が多い。
そしてメジャーに行って活躍した投手はフォークボールの使い手が多い。
パイオニアである野茂英雄、独特の存在感があった伊良部秀輝、そして大魔神佐々木主浩。
真っすぐとフォークボールのコンビネーションでメジャーリーガーを手玉に取っていたが、 その要因の一つにメジャーではフォークボールを操る投手が少なく、打者が目慣れしていない点もあるはずだ。
何故ならボールに指を挟んで投げることから肩や肘へ悪影響があると考え、指導者はフォークボールの習得を推奨しないらしい。
「肩は消耗品」と考える米国らしい発想である。
その変わりに使われるのがチェンジアップや握りの浅いスプリット。
このメジャーの流れを受けて、日本球界でもスプリットやチェンジアップを投げる投手が増えていると思う。
助っ人外国人の影響も大きいはずだ。
助っ人外国人投手でフォークボールを投げる投手は少なくチェンジアップを投げる投手はとても多い。
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日本初の新球種でメジャーリーグを席巻してほしいなと思う。
ジャイロボールって現実的にはどうなんだろ?
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