野球世界大会でトップメンバーが終結するのはアマチュアだけ?

日本で開催された「第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」、決勝戦まで8連勝と勢いに乗っていたU-18侍ジャパンであったが、決勝戦ではアメリカに1-2と惜敗して2大会連続の準優勝となった。

日本は春・夏の甲子園を沸かせた選手たちが中心となったチームだったが、アメリカのチーム選考方法を聞いて驚いた。

野球は学生カテゴリーでないと真のベストチームは作れないのか?

今回のアメリカのU-18は、6月に108名がリストアップされている。

リスクアップしたのはプロ、つまりはメジャーのスカウトたち。

広大で野球人口の多いアメリカ、こうでもしない限り選手の確認などできないのだろう。

それでも、各地に点在するプロのスカウトがリストアップした選手だから、ベストメンバーが組めるはずだ。

選出された108人が1週間かけて試合を行い、先ずは40人に絞られた。

そしてもう1週間かけて、40名が28名まで絞り込まれ、7月4日からカリフォルニアで3日間のトライアウトを行い、最終のメンバー20人が選出されている。

アメリカU-18は、世代最強メンバーと言っていいだろう。

 

野球の世界大会と言えば、2006年に始まったWBCや今年初開催されるプレミヤ12があるが、こうした大会にメジャーリーガーやメジャー球団は消極的な部分が多い。

なので、トップチームの大会と言えど、各国ベストなメンバーとは言い難い。

一方で、今回のU-18などは、各国ベストメンバーに近い人選だったのではないだろうか?

結果的に日本は準優勝に終わったが、この世代は世界レベルのトップクラスにあると証明できた大会だったと思う。

 

野球の世界的発展やオリンピック復活には、各国のトップチームが集まり試合ができる環境を整えなければならないと思う。

しかし、契約社会であるアメリカで自チーム以外の試合に出ることは、我々日本人が思っている以上に大変なことなのかもしれない。

 

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