野村謙二郎から緒方孝市への監督交代、ともに3度の盗塁王を獲得したスピードスター。
カープ野球を体現する2人の間での監督交代である。
カープ優勝には盗塁王!!
カープと言えば機動力野球、過去のカープ盗塁王は以下の通り。
年 | 名前 | 盗塁数 | チーム順位 |
1953 | 金山次郎 | 58 | 4位 |
1964 | 古葉竹識 | 57 | 4位 |
1968 | 古葉竹識 | 39 | 3位 |
1975 | 大下剛史 | 44 | 優勝 |
1976 | 衣笠祥雄 | 31 | 3位 |
1979 | 高橋慶彦 | 55 | 優勝 |
1980 | 高橋慶彦 | 38 | 優勝 |
1985 | 高橋慶彦 | 73 | 2位 |
1989 | 正田耕三 | 34 | 2位 |
1990 | 野村謙二郎 | 33 | 2位 |
1991 | 野村謙二郎 | 31 | 優勝 |
1994 | 野村謙二郎 | 37 | 3位 |
1995 | 緒方孝市 | 47 | 2位 |
1996 | 緒方孝市 | 50 | 3位 |
1997 | 緒方孝市 | 49 | 3位 |
2010 | 梵英心 | 43 | 5位 |
2013 | 丸佳浩 | 29 | 3位 |
過去7度のリーグ制覇のうち、4度は盗塁王を輩出している。
(2016年改訂!)
1984年、1986年、2016年の優勝時に盗塁王はいないものの、
1984年は盗塁王:大洋ホエールズの高木豊の44に対して山崎隆造39、高橋慶彦30、
1986年は盗塁王:大洋ホエールズの屋敷要と中日ドラゴンズの平野謙の48に対して、高橋慶彦39、山崎隆造23と、
盗塁王とはならなかったものの、それなりの数字を残している。
2016年も盗塁王:東京ヤクルトスワローズの山田哲人30に対して、田中広輔28、丸佳浩23と盗塁を多く記録した選手が多い。
やはり、カープ優勝には「盗塁」のキーワードが必要だ。
盗塁王を輩出している年は概ねチーム順位も良い。
逆の視点でみると、1997年の緒方孝市から2010年の梵英心まで盗塁王がいなかった。
ここから2013年には丸佳浩が盗塁王を獲得して(数字が少ないが・・・)、強いカープが復活しつつある。
今のカープではやはり菊池涼介と丸佳浩、菊丸コンビへの盗塁王の期待が大きい。
2013年、2014年の盗塁数は菊池涼介が16、23で、丸佳浩が29、26。
能力のある選手なので少なくとも毎年30盗塁はしてほしい。
80年代は高橋慶彦と山崎隆造、90年代は野村謙二郎と山崎隆造が足でチームを引っ張っていったように、たなきくまるのトリオの足でチームを優勝に導いてもらいたい。
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