1イニング3人の打者を全て三球三振の完璧な投球をしたら、とてもカッコイイ。
長いプロ野球の歴史の中で何度も達成しているかと思いきや、過去19度しか記録していない貴重な記録なのである。
9回を三者連続三球三振で締めた投手は池谷公二郎を含めて過去3人しかいない!
日本プロ野球で三者連続三球三振の記録を達成したのは以下の18人、19度である。
投手名 | 球団 | 日時 | 対戦相手 |
梶本隆夫 | 阪急 | 1954.7.10 | 近鉄 |
金田正一 | 国鉄 | 1955.6.22 | 中日 |
佐藤良一 | 近鉄 | 1956.7.29 | 毎日 |
梶本隆夫 | 阪急 | 1957.10.18 | 南海 |
三平晴樹 | 大毎 | 1959.7.26 | 東映 |
石川緑 | 阪神 | 1962.5.3 | 中日 |
渡辺秀武 | 読売 | 1971.8.4 | 大洋 |
野村収 | 日本ハム | 1976.9.15 | 南海 |
池谷公二郎 | 広島 | 1978.9.12 | 中日 |
平松政次 | 大洋 | 1979.6.16 | 中日 |
佐々木主浩 | 大洋 | 1991.8.28 | 広島 |
宮本和知 | 読売 | 1994.8.17 | 中日 |
河原隆一 | 横浜 | 2001.5.1 | ヤクルト |
桟原将司 | 阪神 | 2005.9.6 | 中日 |
ウルフ | 日本ハム | 2011.5.24 | 横浜 |
岩田慎司 | 中日 | 2014.5.18 | ヤクルト |
武藤祐太 | 中日 | 2014.9.10 | 広島 |
松井裕樹 | 東北楽天 | 2017.4.25 | 千葉ロッテ |
モイネロ | 福岡ソフトバンク | 2018.5.16 | 東北楽天 |
モイネロ | 福岡ソフトバンク | 2023.6.6 | 横浜DeNA |
三者連続三球三振は過去20度しか達成されていない記録であるが、梶本隆夫とモイネロは2度も記録している。
9回に三者連続三球三振で試合を決めたのは、池谷公二郎、佐々木主浩、松井裕樹の計3人。
池谷公二郎は6回から登板してのロングリリーフ。
4回で7奪三振を奪いセーブを記録しているが、そのうちの3奪三振を9回の三者連続三球三振で奪っている。
佐々木主浩は1991年に優勝したカープから、9回に見逃し5球、空振り4球、ファウルなしの「三者連続三球三振」を達成している。
打者は達川光男、原伸樹、音重鎮。
この年、入団2年目の途中からクローザーに定着した佐々木主浩であるが、この試合は8回2死からの登板。
試合は延長に突入し、12回3-2で大洋が勝利し、佐々木主浩は勝利投手となっている。
2017年の松井裕樹は9回に登板して、見逃し1球、空振り7球、ファウル1球で三者連続三球三振は全て空振り三振。
9回に過不足なく三者連続三球三振を奪いセーブを記録したのは、松井裕樹が初めてのことである。
2023年のモイネロは同点の9回に登板。
その裏の攻撃でチームはサヨナラ勝ちして勝ち投手となっている。
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