2014年8月15日(金)。
首位を走る読売ジャイアンツとの3連戦の初戦にエース前田健太を立てて臨んだが3回6失点でノックアウト。
エースの結果と背中
強い雨での戦い。
投げ辛そうな態度が見て取れた。
しかし雨は両者共通条件。
両者だけでなくスタンドで応援してくれるファンも同じ条件。
いや、ベンチで雨をしのげないことを考えればファンが一番の悪条件かもしれない。
エースの条件とは何だろう?
明文化されているものではないが、エースが投げる試合は勝たなければならない、負けてはいけない。
シーズン通して勝利が付きまとう投手こそがエースだ。
それだけに結果が要求される。
しかし、結果だけでなく背中で引っ張っていくのがエースではないだろうか?
前田健太の練習態度などは若手のお手本らしい。
であれば、マウンド上でもお手本となってもらいたい。
そうすれば若い投手は更についてくるだろうし、野手もそれに応えて奮起してくれるはずだ。
すると自ずと結果もついてくる。
そうした循環ができるのがエースではないかと思う。
ジャイアンツ先発の内海哲也は雨の中、粘り強く投げ抜いた。
シーズン前半はなかなか勝ちに恵まれなかったが、ここにきて勝ち星が付いている。
これは内海哲也の背中を見た野手の気持ちが得点に結びついていることにも起因しているはずだ。
ジャイアンツでは菅野智之がエースへの階段を上っているが、野手の間では内海哲也への信頼が厚いのだと思う。
こんな先輩になりたい・・・
男の世界、恋愛とは別に「こんな男になりたい」と憧れるケースがある。
ビジネスの世界でもよくある話。
そう思われる上司や先輩は、結果と共にその姿勢が共感されるものだ。
エースも同じではないだろうか?
そしてそれはベンチや野手からだけでなく、ファン、特に少年に憧れを持たせなければならない。
雨の中の前田健太の姿、少年達にはどのように映ったのだろうか?
エースだからこそのひたむきさ、残りの登板で見せてもらいたい。
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