ドミニカカープアカデミー出身のライネル・ロサリオが初本塁打。
死球での負傷で戦線離脱したキラ・カアイフエの穴を頑張って埋めてくれている。
ドミニカカープアカデミーの費用対効果は?
1990年11月にドミニカに設立したカープアカデミー。
設立に投じた予算は6億円と言われている。
毎年の年間予算がどれだけ組み込まれているかわからないが、要は「費用対効果」だと思う。
投じた予算以上の選手が獲得・活躍できれば問題ない。
過去、カープアカデミーの選手でカープ1軍の戦力となったのは、独断と偏見で以下の通りかと思う。
◆ロビンソン・ペレス・チェコ ◆フェリックス・ペルドモ ◆ティモニエル・ペレス
この3人でも助っ人外国人として納得のいく数字を残したのはチェコの1年目(1995年)だけで、ペルドモ、ペレスは破格の年棒を考えればの評価である。
カープアカデミーを費用対効果で評価するには、その比較対象がスカウティングによる助っ人外国人の獲得となる。
現在のカープ助っ人を見れば、バリントン、ミコライオ、キラ、エルドレッドと申し分ない。
外国人枠の関係で2軍にいる左腕フィリップスも2軍に置いておくのはもったいない位の数字を残しており、カープの外国人助っ人のスカウティング能力は他球団と比較しても高いと思う。
(もちろん、過去には評価されない助っ人外国人も数多くいたが・・・)
「費用対効果」、費用の部分はファンにはわからないが、効果に関してはカープアカデミーは残念ながら劣っていると感じる。
ライネル・ロサリオとカープアカデミーの今後
ライネル・ロサリオはキラの復帰に伴って2軍に降格する可能性が高い。
カープアカデミーは、球団にとっては外国人助っ人の助っ人的役割が大きいかもしれない。
今回のようにシーズン中に外国人が離脱した時に役割を担える人材。
アメリカから連れてきた助っ人外国人となると年棒も含めて扱いが難しいが、カープアカデミー出身選手で有れば、こうしたポジションでも不平不満なくプレーできると見込んでいるかもしれない。
しかし、選手としては数少ないチャンスで結果を残せば自身にもなるし、球団の扱いに対して徐々に納得いかなくなるだろう。
そうして他球団やメジャー挑戦へと考え出したら、カープアカデミーの存在意義を考え直さなければならない。
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アルフォンソ・ソリアーノ、日本で活躍できた選手ではないがカープが育てた偉大な選手。
ニューヨーク・ヤンキースから広島東洋カープに支払われた移籍金は310万ドル。
当時からしたら破格に感じた金額だが、後から考えれば安かった!?
とは言えカープにいたら、今ごろソリアーノは野球を続けていたかはわからない。。。
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