阪神タイガースからDeNAベイスターズへFAした久保康友の人的補償で、鶴岡一成が阪神タイガースへ移籍する事となりました。
阪神タイガースは、35歳以上のベテランキャッチャーが異例の3人!
日高剛:今季37歳
藤井彰人:今季38歳
日高剛、藤井彰人の2人はFA獲得選手。
阪神タイガースは、1998年に中日ドラゴンズから移籍してきた矢野燿大、2010年にメジャーリーグから復帰した城島健司と外様捕手が続きます。
日本のプロ野球において、一軍キャッチャーの登録人数は3パターンがあります。
1)捕手2人制:スーパーキャッチャー在籍時
ほとんど交代する事のないスーパーキャッチャーがいれば、そのスーパーキャッチャーと万が一に備えた控え捕手がいれば事足ります。
城島健司のダイエーホークス時代は、この体制でした。
捕手を2人しかいれなくて良いので、代わりに投手を入れる事が出来ます。
一番ベストな陣容です。
2)捕手2人+α:正捕手在籍時
スーパーキャッチャーとは行かないまでも、しっかりとした正捕手がいれば、捕手は基本的に2人で対応できます。
試合終盤の競ってる場合等、代走が出されて第2捕手が出場。
その第2捕手の更にサブで+α で捕手をベンチに入れておきます。
最近は、この+α、第3の捕手を野手と兼用することが多いです。
広島東洋カープで言えば中東直己、ちょっと前には井生嵩光や木村拓也が該当します。
この第3の捕手の野手起用はとても難しいと思います。
野手として起用してしまえば、第3の捕手として機能しなくなりますし、第3捕手の為に起用しないのはもったいないです。
3)捕手3人制
このパターンが一番多いでしょう。
捕手に打順が回ったら代打・代走などの起用がし易いです。
とは言え3人目の捕手は、いざという時の為に使い辛い。
また、捕手を3人入れておく為に、投手や野手を一人減らさないといけません。
阪神タイガースがベテラン3捕手をどのように起用するのか見ものです。
通常はベテランが正捕手で有れば、若手が第2、第3の捕手となって経験を積ませます。
逆に若手が正捕手の場合は、ベテランがバックアップします。
最近は少ないですが、抑え捕手なども一時流行りました。
3人が並び立てば若手捕手は育ちません。
しかし、FAや人的補償で契約した選手を簡単には2軍に落とせないでしょう。
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カープの捕手は、石原慶幸と倉義和の2人をベースにしています。
この2捕手も若くはありません。
2人が元気なうちに2人を脅かす捕手が出てこなければ、カープの世代交代は上手くいかないでしょう。
出でよ、若手捕手!!
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