野球において3塁コーチャーの存在はとても重要である。
試合を決める判断が必要であり、プロであればベンチからの指示を伝達してサインを出す役割も果たさなければならない。
プロ参加の国際大会で三塁コーチャーを務めた人物一覧!
オリンピックやWBCの国際大会でプロ野球選手が参加したのは2000年のシドニーオリンピックからである。
シドニーオリンピック以降の国際大会で3塁コーチャーを務めた人物をまとめてみた。
*2021年7月28日、東京五輪の初戦に合わせて更新
年 | 大会名 | 三塁コーチャー | 備考 |
2000 | シドニー五輪 | 林裕幸 | アマチュア |
2004 | アテネ五輪 | 高木豊 | |
2006 | WBC | 辻発彦 | |
2008 | 北京五輪 | 山本浩二 | |
2009 | WBC | 高代延博 | |
2013 | WBC | 高代延博 | |
2015 | プレミア12 | 仁志敏久 | |
2017 | WBC | 大西崇之 | |
2019 | プレミア12 | 清水雅治 | |
2021 | 東京五輪 | 清水雅治 |
2008年の北京オリンピックの時、3塁コーチャーの経験が全くない山本浩二がその役割を担うと聞いて「大丈夫かな?」と思った事を今でも思い出す。
試合を左右するような判断はなかったが、コーチングスタッフを決める際に、3塁コーチャーをそれ程重要視していなかったのだと思う。
2017年WBCを見据えた強化試合では仁志敏久と大西崇之が3塁コーチャーを務めてきた。
どちらも走塁に定評がある選手であったが、本大会では読売ジャイアンツでも3塁コーチャーを務めている大西崇之が務める事になりそうだ。
WBCの3塁コーチャーと言えば高代延博のイメージが強いが、それ以上の仕事をしてもらい、2大会ぶりの世界一へと導いてもらいたい。
2017年のWBCは延長11回からタイブレークが採用される。
試合終盤の競った展開で、ここぞという判断が増えると思うが、代表チームとして集まる時間は限られており、その期間で選手の能力を見極めなければならない大変な立場である。
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