2017年のWBC、日本は準決勝でアメリカに敗れて2大会連続のベスト4!
メジャーリーガーも青木宣親だけという陣容で良く戦ったと思う。
第1回から4大会連続でベスト4に残っているのは日本だけであり、日本野球ここにあり!を見せつけてくれた。
だが、世界一奪還に向けての課題も考えなくてはならない。
WBC、そしてオリンピックでの世界一へのカギはやはりボールではないだろうか?
アメリカとの準決勝、日本打線はアメリカ投手陣を打ち崩せなかった。
150km近い手元で動く球に対応できず凡打の山を築いた。
日本打線が見慣れていない球筋だったと思う。
一方、日本投手陣は菅野智之、千賀滉大がどんどんフォーシームを投げ込みアメリカ打線を抑えていった。
縦の変化が有効だったのも、フォーシームが有効だったからだろう。
アメリカのボールは動くと言われるが、アメリカ打線は綺麗なフォーシームのボールを見慣れていない。
アメリカのボールは滑ると言うが、日本の投手でも制球力良く操れる投手もいて、フォーシームは国際大会で大きな武器になる事が分かった。
この試合を左右したのは守備力だったかもしれないが、日本が世界に勝つためにはやはりボールの国際化を推し進める必要があるはずだ。
投手にしても野手にしても、アメリカのボールで鍛錬を積む必要がある。
シーズンと国際大会でボールが異なれば投手の体への負担が大きく、野手は見慣れていないボールに対処しなくてはならない。
守備面でアメリカのグラウンドの事が色々と言われているが、球場を変更するのはハード面としてコストが大きすぎて現実的ではない。
2011年から2012年にかけてNPB(日本野球機構)が行った統一球、ボールが飛ばな過ぎて野球が面白くないと言われ2013年からはシレっと元に戻っていたが、世界で勝つ為には、やはり考えなくてはならない問題だ。
ホームランが減るのは興業面で問題かもしれない。
それを支えるのはファンかもしれない。
世界で勝つために、NPB、そしてファンが日本野球をどう考えるか、そしてどう支えるかがポイントになると思う。
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