広島東洋カープからFA宣言するものの獲得球団がなく、春季キャンプで埼玉西武ライオンズのテストを受けて入団した木村昇吾。
埼玉西武ライオンズでは1年間の在籍のみで戦力外通告となった。
木村省吾がもしもカープに残っていたら・・・
内野全ポジション、そして時には外野も守れるユーリティプレーヤーであった木村省吾。
代打、代走でも起用され、貴重な戦力であった。
しかし、レギュラーになりたいとか、他チームの話を聞いてみたいと思ったのだろう。
FA宣言したのだが、獲得球団が表れずに、テスト入団で埼玉西武ライオンズに拾われる形となった。
シーズン序盤は1軍メンバーとして戦っていたが、打率も上がらずに6月には1軍から姿を消すことになった。
そして7月には右膝前十字靱帯を断裂して戦線を離脱している。
一方のカープ、木村省吾が1軍から姿を消す頃から快進撃が始まり、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。
木村省吾がカープに残っていたらどうだっただろうか?
実は同じように1軍の戦力になれていなかったかもしれない。
木村昇吾ほどの守備力やこなせるポジション数はないものの、打撃力が急激にアップした安部友裕やルーキーながら堅実な打撃と守備で優勝に貢献した西川龍馬がおり、木村昇吾がいなくなった穴を埋める以上の活躍をしてくれた。
カープにいたら戦力外にはならなかったかもしれないが、岐路に立たされていたことに変わりはないだろう。
埼玉西武ライオンズを戦力外になった木村昇呉だが、個人的な予想としては現役に未練があると思うので、トライアウトを含めて他球団への移籍を探っていることだろう。
新井貴浩のようにカープが呼び戻すことはあるだろうか?
残念ながら木村省吾の役回りをこなせる選手もおり、カープが再び契約することもおそらくないだろう。
新井貴浩には、当時のカープの選手が持っていなかった打撃力があった。
また、新井貴浩はカープにドラフトされたと言う縁もあったことも復帰の要因だったと思う。
(木村昇吾は横浜ベイスターズにドラフトで入団している。)
木村昇呉も横浜からカープに移籍後、強くなっていったチームを支えた功労者の一人。
どこかの球団が拾ってくれることを祈りたい。
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