2016年7月5日(火)対中日ドラゴンズ@富山市民球場アルペンスタジアムで野村祐輔が両リーグ最速で二桁10勝目を上げた。
カープで両リーグ最速で二桁10勝目に到達したのは野村祐輔で6人目
カープの投手で、両リーグ最速で二桁10勝に到達したのは以下の6人である。
年 | 名前 | 二桁 到達日 |
シーズン 勝利数 |
シーズン 順位 |
タイトル 表彰 |
1953 | 長谷川良平 | 5月20日 | 20 | 4位 | |
1982 | 北別府学 | 6月10日 | 20 | 4位 | 最多勝 |
1995 | 山内泰幸 | 7月9日 | 14 | 2位 | (新人王) |
2008 | コルビー・ルイス | 6月15日 | 15 | 4位 | 最多奪三振 |
2012 | 前田健太 | 7月26日 | 14 | 4位 | 最優秀防御率 |
2016 | 野村祐輔 | 7月5日 |
カープファンであれば、当然知っている名前が並ぶ。
カープ黎明期を支えた長谷川良平は5月20日と早い段階で二桁を上げているが、当時はしっかりとしたローテションが組まれていた時代ではなく、登板試合や登板回数がとても多かった時代だからという背景もある。
しかし、シーズン途中に捻挫をしてしまい、シーズン勝利数は20勝にとどまった。
(近代野球なら十分に最多勝に値する数字である。)
シーズン最速で二桁10勝に到達しながら、シーズンで最多勝を獲得したのは北別府学しかいない。
シーズンを通して好調を維持するのは、それだけ難しいということだろう。
そもそも、カープの投手で16勝以上を上げたのは、1994年の紀藤真琴以来いないのだ。
また、不思議なことに、これだけ順調に勝ち星を上げる投手がいながら、シーズン順位はほとんどが4位であり、Aクラスに入ったのも2位になった一度だけ。
2016年の野村祐輔は、どこまで勝ち星を伸ばすだろうか?
チームを優勝に導くことができるだろうか?
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