2016年6月26日(日)、対阪神タイガース@マツダスタジアム、3-3の9回裏二死満塁、松山竜平が放った左中間への平凡な飛球をセンター中谷将大とレフト俊介が交錯して落球、サヨナラ勝ちを収めた。
相手エラーによるサヨナラ勝ちであったが、このフライ、どちらが取るべきだったのだろうか?
フライの優先順位はセンターだが、風も考慮して事前の確認が必要!
https://youtu.be/1W0Oj25c_7w?t=12m35s
この打球、レフトの俊介もセンターの中谷将大も取れたと思う。
映像を見ると、先ずは俊介が落下点に入り、後から中谷将大がぶつかってきたように見える。
ではどちらが取るべきだったのだろうか?
声を出すのが基本だが、フライの優先順位はセンター。
ではセンターが取るべきかと言えば、風向きを考えればレフトだったかもしれない。
そして、左打者の打球はキレていくのでレフトの方が取りやすい。
このようなことを考慮して、事前に間に飛んだフライをどちらが取るべきが話をして決めておく必要がある。
レフト俊介、センター中谷将大のコンビは1軍では見たことがないが、ウェスタンでも経験ないのだろうか?
内野も絡めて話をすると、外野と内野の間に上がったフライは外野が優先。
内野フライはチームによりショートかセカンドに優先権があり、次にサード・ファースト、そしてキャッチャー、ピッチャーとなる。
今回の落球サヨナラで俊介は担架で運ばれたが、このプレーを見て、1988年7月6日の読売ジャイアン対中日ドラゴンズ戦@札幌市円山球場で、吉村貞章が靭帯断裂したのを思い出した。
ケガをして野球人生を棒に振っては悲しいばかり。
事前の決め事や確認で防げるケガをしてはならない。
「無事是名馬」というが、体が強いだけでなくケガを防ぐプレーが出来る人は無駄にケガをしないのである。
関連記事:
- 審判はダイヤモンドの中と外で立ち位置や役割・存在が変わる⁉
- 対左ワンポイントリリーバーを目指す中崎優太の師匠は清川栄治
- コリジョンルール?クロスプレー?ビデオ判定の適用基準は?
- 【月刊:東出輝裕&栗原健太】1軍に入る余地はあるかないか?
- 日本野球機構(NPB)に各球団が提出する意見書は意味がある?ファンでも出せる?