2015年プロ野球、クライマックスシリーズも終了。
シーズン順位通り、東京ヤクルトスワローズと福岡ソフクバンクホークスが日本シリーズへと進出した。
4月以外は勝率5割以上だった不思議な戦いをしたカープ
セントラルリーグは稀に見る大激戦で、9月上旬までは4位カープにも優勝のチャンスがあった。
最終的には東京ヤクルトスワローズが抜け出したが、8月までは阪神タイガースが首位であり、読売ジャイアンツも首位に立ったこともあった。
振り返れば、前半戦終了時は横浜DeNAベイスターズが首位、そしてシーズン前半には中日ドラゴンズも首位に立ったペナントレース、カープだけが首位に立つことなくシーズンを終えたのだ。
カープは4月までに大きな借金を作り、そこからは借金を増やすこともなく、返済することもなくといった戦いが続いた。
9月に一度だけ借金を返済したが、その勢いを保てずに、結局は借金2でシーズン終了。
最後まで勢いに乗れないシーズンであった。
しかし、月間成績を見ると、借金を作ったのは4月だけである。
月 | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 |
3月 | 4 | 2 | 2 | 0 | .500 |
4月 | 21 | 7 | 14 | 0 | .333 |
5月 | 26 | 14 | 12 | 0 | .538 |
6月 | 19 | 9 | 9 | 1 | .500 |
7月 | 20 | 10 | 10 | 0 | .500 |
8月 | 25 | 13 | 12 | 0 | .520 |
9月 | 24 | 12 | 10 | 2 | .545 |
10月 | 4 | 2 | 2 | 0 | .500 |
計 | 143 | 69 | 71 | 3 | .493 |
プロ野球はスタートダッシュが大事である。
しかし、スタートダッシュに多少失敗しても、オールスターまでに勝率5割、戦えるチームにしておくことが重要だ。
そして、勝負の秋にスパートをかけるといった戦い方がよく言われる。
2015年の東京ヤクルトスワローズの戦い方を見ていると、正にそのような形が当てはまる。
逆にカープはどれも当てはまらなかった。
シーズンのどこかで勢いがある戦いが出来ていれば結果も違ったのではないかと思うと、とても残念でならない。
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