2014年8月29日(金)対中日ドラゴンズ@ナゴヤドーム。
永川勝浩が1617日ぶりのセーブを上げた。
球団最多セーブ保持者:永川勝浩
ストッパーは抑えて当たり前。
打たれて逆転負けでもすると痛烈にその印象が残る。
永川勝浩もそんな印象の多い投手である。
しかし、カープ歴代最多セーブ保持者なのだ。
その数165セーブ。
カープのストッパーと言うと、津田恒実、大野豊、佐々岡真司の名が上がるが、数字で見れば永川勝浩のが上なのだ。
先発を担っていた時期がある3人とは異なり、完全にリリーフ専門の永川勝浩だから通算セーブ数が上で当たり前と思うかもしれないが、キャリアハイでもカープ最多は2008年永川勝浩の38セーブ。
ファンとして永川勝浩をもう少しリスペクトしても良いと思う。
2010年以降は怪我もあり、ストッパーの座を明け渡した。
ここ数年はセットアッパーが中心だが、負け試合で登板する事も増えている。
一度ストッパーを経験した人間が、自分に与えられた仕事を全うしているのだ。
多くの野次を浴びてきた永川勝浩であるが、優勝するには欠かせないリリーバー。
ファンとしてはもっともっと永川勝浩を後押ししなくてはならない!!
名球界入り250セーブの難しさ
2003年12月に250セーブも名球界入りの対象となった。
この決定を聞いた時は、250セーブは少なすぎるだろ!と思った。
以前からある基準200勝は10勝×20年。
これに対してセーブは25セーブ×10年、15セーブ×20年と数字を比較した結果、思ったこと。
しかし、今改めて考えると、250セーブは偉大だ。
これまで岩瀬仁紀、佐々木主浩、高津臣吾の3人しか達成していない。
藤川球児があと1年ストッパーを務めれば達成可能な数字まで近づいているが、これが難しい。
何しろリリーバーのポジションは一つしかない。
先発であれば各チーム5~6人がローテションで回るが抑えは一人のみ。
これが250セーブが困難な一番の要因だと思う。
藤川球児はメジャーに渡ったこともあるが、永川勝浩や現在オリックスバファローズに在籍する馬原孝浩、はたまた今シーズン途中より先発に転向した横浜DeNAベイスターズの山口俊などは、100セーブ、150セーブを達成した時点では余裕で250セーブを達成すると思っていた。
しかし、そんなに簡単な道ではない。
ストッパーという近代野球ではチームの顔の1つ、そのポジションを明け渡した男たちの仕事ぶりを今後も注目して行きたい。
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