日本プロ野球はオープン戦から開幕まで中4日のインターバルがある。
選手はみなピリピリしている時期であろう。
そんな時期に起こったのが郵便貯金ホール事件。
カープのオールドファンにはよく知られた話である。
開幕二日前に開催された「カープ激励の夕べ」
1987年4月8日、開幕2日前に開催された「カープ激励の夕べ」。
球団行事であり選手は参加必須。
しかし、開幕2日前の大事な時期であり、高橋慶彦は開催の反対を訴えた。
そして当日、会場の郵便貯金ホールに表れずにボイコット。
この行動を問題視した球団は、高橋慶彦の2週間の謹慎(出場禁止)を決めた。
ここからカープ(松田元オーナー(当時はオーナー代行))との関係が悪くなったと言われている。
高橋慶彦と野村謙二郎
1988年オフ、ドラフト1位で野村謙二郎を獲得。
高橋慶彦と似たタイプの野村謙二郎とは1989年に1シーズンだけ共にプレー。
1989年オフには、『高橋慶彦・白武佳久・杉本征使 ⇔ 高沢秀昭・水上善雄でロッテとの大型トレードが成立し、カープを退団。
郵便貯金ホール事件以降、直ぐに長期的な高橋慶彦の処遇を決定し、後釜のショート・ストップ獲得、育成、そしてトレードを考えていたのかもしれない。
トレード後、ロッテで1年、阪神で2年プレーしたが満足いく結果を得られずに1992年に現役を引退した。
野村謙二郎のその後の成績を考えれば、カープとしては世代交代が上手く行ったと言えなくはない。
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オープン戦終了から開幕までのインターバル
日本のプロ野球はオープン戦終了から開幕まで4日間のインターバルが空く。
もしこの期間がなくスムーズに中1日程度で開幕を迎えるスケジュールであれば、「カープ激励の夕べ」ももっと早いタイミングで開催されていた可能性もある。
そうであれば、郵便貯金ホール事件も起こらず、広島東洋カープ監督:高橋慶彦が誕生していたかもしれない。
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