日本のプロ野球のキャンプは2月1日にスタートしますが、メジャーリーグのキャンプは2月20日頃に始まります。
メジャーの開幕のが1週間ほど遅いとは言え、それを差し引いても2週間ほどの遅れがあります。
メジャーリーガーのピークは開幕ではない!
日本では開幕を絶好調で迎えるために自主トレからキャンプまでを過ごします。
しかし、メジャーリーガーはピークを開幕に合わせません。
そこにはとても合理化な考えがあり、開幕にピークを合わせると言う事は、その何日か何週間か前から調子の良い期間に入る事になります。
オープン戦の最後の方から好調になっていくのですが、メジャーリーガーはそれがもったいないと考えます。
ピークは開幕ではなく、開幕してから数週間後と考えます。
マイナーリーガーは日本並の規律と練習を課せられる!
メジャーリーガーはキャンプでの練習量も少なく、見ていると”調整”に焦点を当てているように感じます。
もちろんこれはメジャーリーガーの特権。
昨シーズンまでの実績からメジャー契約を勝ち取った選手は、ピークを開幕に合わせずシーズン通しての活躍を考えます。
もちろんマイナーリーガーにはそんな余裕は与えられません。
イチローのオリックスブルウェーブ時代、バッティングピッチャーをしていて「イチローの恋人」と評されていた奥村幸治さんと言う方がいます。
奥村幸治さんはメジャーリーグやマイナーリーグのキャンプも視察しており、
「マイナーリーグ、それも下部組織になればなるほど、規律やマナーに厳しくなる」
と講演会で仰ってました。
日本のランニングに見られるような軍隊式な練習はアメリカでも見られ、厳しい規律やしつけが存在するのです。
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メジャーリーガーは成功者の集合体
メジャーリーグだけでなく、アメリカ社会全体に言えるのでしょうが、成功者には自由と権利が与えられます。
ダルビッシュ有や田中将大のキャンプ情報を見ると楽なキャンプに感じてしまいますが、シーズン全体での活躍を期待されてのことなのです。
もちろん活躍できなければ、翌年のメジャー契約が勝ち取れません。
(ダルビッシュ有も田中将大も複数年契約ですが(^^ゞ)
アメリカらしい契約社会の一端が見え隠れしますね。
全員が開幕に調子を合わせるのではなく、調子の良い選手がシーズンでバラバラに表れて欲しいと考える首脳陣もいるのがメジャーリーグなのです。
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