東京ヤクルトスワローズの新垣渚が、2016年5月17日(火)の対広島東洋カープ@マツダスタジアムで通算100暴投の記録に達した。
現役トップ、そして歴代でも3位となる数字である。
1試合当たりの暴投数率が高い新垣渚
2016年5月17日現在の暴投数ランキングは以下の通り。
順位 | 名前 | 暴投数 | 投球回 | 1試合当たり暴投数 |
1位 | 村田兆治 | 148 | 3331.1/3 | 0.40 |
2位 | 石井一久 | 115 | 2153.1/3 | 0.48 |
3位 | 新垣渚 | 100 | 1071 | 0.84 |
4位 | 前田幸長 | 84 | 1577 | 0.48 |
5位 | 工藤公康 | 81 | 3336.2/3 | 0.22 |
6位 | 川口和久 | 79 | 2410 | 0.30 |
7位 | 涌井秀章 | 77 | 2311.1 | 0.30 |
8位 | 槙原寛己 | 75 | 2485 | 0.27 |
9位 | 伊良部秀輝 | 74 | 1286.1/3 | 0.52 |
星野伸之 | 74 | 2669.1/3 | 0.25 |
(2019年9月6日現在)
荒れ球の投手や、縦への変化が大きく三振が取れる投手が多いのかなと思っていたら、前田幸長や星野伸之がランキングされていたのは意外だ。
前田幸長はナックルボールを武器としていたが、それ故に暴投も多くなっているのだろうか?
星野伸之はストレート、カーブが中心でフォークもあったが、球速もなく捕手も止められるような気がするので、やはり意外である。
こうしたネガティブな記録、例えば三振数もそうだが、現役を長く続けているとどうしても数字が増えてしまう。
なので1試合当たりの暴投数を算出して表に入れてみたのだが、やはり新垣渚の数字が突出していることがわかった。
1試合当たりの暴投数率が新垣渚より高い永川勝浩
カープでの暴投数ランキングは以下の通りである。
順位 | 名前 | 暴投数 | 投球回 | 1試合当たり暴投数 |
1位 | 川口和久 | 71 | 2212 | 0.29 |
2位 | 大野豊 | 58 | 2231 | 0.23 |
3位 | 永川勝浩 | 57 | 581.2 | 0.88 |
4位 | 大竹寛 | 50 | 1268.1/3 | 0.35 |
5位 | 黒田博樹 | 46 | 1913 | 0.22 |
参考 | 北別府学 | 20 | 3113 | 0.06 |
参考 | 前田健太 | 18 | 1509.2/3 | 0.11 |
カープのランキングは川口和久が1位だが、永川勝浩の1試合当たりの暴投数は新垣渚を超えている。
一方、参考として表に入れた前田健太や北別府学の暴投数はやはり少ない。
特に北別府学はさすがは精密機械と言われただけあって、暴投数は驚異的な少なさだ。
現役生活が19年だった為、平均すると1年に1個しか暴投を出さなかったことになる。
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