2リーグ制以降40代右腕で2桁勝利投手は村田兆治と黒田博樹のみ

前田健太のロサンゼルスドジャース入りがほぼ確定し、来年の投手陣が心配だが、黒田博樹が引退せずに良かったと本当に思う。

しかし黒田博樹も41歳で戦うシーズン、普通に考えればチームの中心でと考えるのは酷な話である。

2リーグ制以降、40代で規定投球回を投げ2桁勝利を上げた投手は黒田博樹のみ!

近年はプロ野球選手の寿命がとても延びている。

昨年引退した山本昌は50歳まで現役を続けたように、特に投手の寿命が長い。

打者は投手と相対し、体は問題なくても動体視力が落ちてくることにより徐々にバッティングがズレてくるというが、投手は自分が中心、投手から始まるスポーツなので、野手に比べて現役が長いのだと思う。

しかし、それでもローテーションを守って規定投球回に達し、二桁勝利を上げた40代の投手は数少ない。

先日は、40代で規定投球回に達した投手についてまとめたが、本日は二けた勝利を上げた投手についてまとめてみたい。

名前 年齢 投球回 勝利 敗北 防御率
1948 若林忠志 40 326.1/3 17 20 2.48
1949 若林忠志 41 271.0/3 15 14 3.29
1990 村田兆治 41 115.2/3 10 8 4.51
2004 工藤公康 41 138.2/3 10 7 4.67
2005 工藤公康 42 136.0/3 11 9 4.70
2006 山本昌 41 170.2/3 11 7 3.32
2008 山本昌 43 133.2/3 11 7 3.16
2008 下柳剛 40 162.1/3 11 6 2.99
2015 黒田博樹 40 169.2/3 11 8 2.55
2016 黒田博樹 41 151.2/3 10 8 3.09

*2016年シーズン後に改定

40代で二桁勝利を上げた投手は、2015年の黒田博樹を含めてこれまで6人(延べ7人)しかいない。

・2リーグ制以降では5人(若林忠志以外)
・右腕では3人(若林忠志、村田兆治、黒田博樹)
・規定投球回に到達しての二桁勝利は5人(村田兆治以外)

2リーグ制以降で、右腕で、規定投球回に到達しての二桁勝利は黒田博樹しか記録したことがない数字なのである。

ローテーションをしっかり守り、勝利投手となってチームの勝利に貢献する。

40代でも自分の仕事をしっかりと行い、チームの中心でいられるのが、黒田博樹のスゴイところと言える。

 

 

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