2016年、前田健太が抜けるが、その穴を埋めるべくオーナーの松田元や監督の緒方孝市からキーマンに指名されているのが野村祐輔だ。
確かに、野村祐輔がローテーションをしっかりと守り、規定投球回を投げ、二けた勝利を上げればチームは上位に進出すると思う。
ルーキー時代の輝きを取り戻せ、野村祐輔!
毎年、開幕時はローテーションに入っている野村祐輔。
しかし、ここ2年はシーズン途中でローテーションを外れて2軍降格の屈辱を味わっている。
2015年までの成績は以下の通り。
登板 | 先発 | 勝利 | 敗北 | 防御率 | 投球回 | |
2012 | 27 | 27 | 9 | 11 | 1.98 | 172.2/3 |
2013 | 23 | 23 | 12 | 6 | 3.74 | 149.1/3 |
2014 | 19 | 19 | 7 | 8 | 4.39 | 104.2/3 |
2015 | 15 | 15 | 5 | 8 | 4.64 | 87.1/3 |
計 | 84 | 84 | 33 | 33 | 3.43 | 514.0/3 |
ここまで通算で33勝33敗。
2016年の勝敗により、通算で貯金できるか借金となるかの分岐点となりそうだ。
ただ、勝敗は打線との兼ね合いがある。
勝敗以上に気になるのは、防御率や投球回が年々減少している点。
ルーキー時代の2012年は飛ばない公式球が採用されていたので、防御率は球界全体で良かったが、それを踏まえても年々防御率が下がっている。
また、投球回もルーキー時代が一番良いが、これこそが野村祐輔への信頼を表している数字だと思う。
野村祐輔はルーキー時代の初登板から全て先発として登板。
その登板数も年々減少しているが、しっかりとローテーションを守れば、全ての数字が結果として付いてくることだろう。
前田健太が抜ける事による15勝、そして206.1/3の投球回を野村祐輔が半分以上埋めてもらいたい。
2015年の5勝に前田健太の15勝の半分を加えて13勝、87.1/3の投球回に103イニングを加えて190投球回が野村祐輔のノルマだ!
オーナーや監督がキーマンに指名した野村祐輔。
その右腕にカープの2016年は掛かっていると言ってもいいだろう。
ちなみに、私がキーマンだと思うのは、チームを指揮する緒方孝市だと思う。
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