野球は相手より1点でも多く点数を取った方が勝つスポーツ。
しかし、点を取るスポーツと言うよりも、点を与えないスポーツのイメージのが強い。
相手に点を与えなければ負けることはない
4月、打線が低迷していて0-1で負ける試合も多かった。
5月、打線が上向いてきてGWには6連勝するなど上昇気流に乗るかと思いきや、開幕から不安定なリリーバーに加えて、先発投手陣もやや疲れがあるのか、昨夜は10-12で負けるなど大味な負け方をする事が多くなった。
ロースコアの戦い、大味な試合、見ている方は点の取り合いの方が楽しいが、野球の本質は守り勝つスポーツだと思う。
野球は投手が投げることによってスタートするスポーツ。
投手が完璧な投球をすれば打てない。
打率3割で優秀な選手と言われるように、打つ確率はとても低いスポーツだ。
投手によって試合の7~8割が決まると言われている、投手中心のスポーツである。
プロ野球ではチーム防御率2点台はとても優秀、3点台後半くらいから4点台に入ると投手陣が弱いチームとなるが、防御率からみれば、3-2や4-3で試合を勝ちとらなくてはならない。
カープはどのようなチームを目指しているのだろうか?
過去の優勝チームを見ていても、投手力が弱くて優勝したチームは少ない。
記憶にある範囲では、1985年の阪神タイガースと2001年の大阪近鉄バッファローズくらいだ。
カープ、そして緒方孝市の目指す野球、チーム作りがどこを目指しているのかよくわからなくなってきた。
就任時には、機動力を駆使して守り勝つチームを目指すと言っていたが、果たして実際にはどうなんだろうか?
監督就任時に打ち勝つチームを作ると発言する人は見たことがないが、こうした発言からも野球の本質がわかる。
カープも、打線の調子が良い今だからこそ、原点に戻って守り勝つチーム作りをしていってもらいたい。
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