2015年5月29日(金)、黒田博樹がオリックスバファローズから勝ち星を上げて、カープ以外の日本プロ野球全球団から白星を上げた。
メジャーでもデトロイトタイガース以外の29球団から勝利を上げており、計40球団。
これは今後簡単には破られない記録だろう。
40球団勝利の可能性があるのはダルビッシュ有?
2005年に始まった交流戦により、セ・パ両リーグとの対戦が可能になり、11球団から勝利する投手は多くなった。
12球団からの勝利や、消滅した大阪近鉄バッファーローズからも勝利して13球団から白星を挙げている投手もいる。
黒田博樹も国内移籍してカープから白星を上げれば12球団制覇となるが、黒田博樹の性格からしてカープでユニフォームを脱ぐことになることを考えると、40球団より多くなることはないはずだ。
昨年末にメジャーからカープに復帰する時に、あとデトロイトタイガースにさえ勝利すれば、メジャー全30球団から勝利となるので、特にアメリカでは日本復帰を驚く声が多かった。
歴史が長く、移籍も当たり前のメジャーリーグ、またインターリーグ(交流戦)も日本より前から行われているので、メジャー全30球団制覇した投手も多いかと思いきや、これまで13人しか達成していない偉大な記録である。
日本人を見ても、黒田博樹の次に多いのは野茂英雄の34球団。
順位 | 名前 | 勝利球団数(日本/メジャー) |
1位 | 黒田博樹 | 40(11/29) |
2位 | 野茂英雄 | 34(5/29) |
3位 | 松坂大輔 | 32(10/22) |
4位 | 石井一久 | 29(12/17) |
5位 | ダルビッシュ有 | 28(10/18) |
野茂英雄の時代に交流戦があれば、黒田博樹と全く同じ40球団から勝利となっていただろう。
野茂英雄が海を渡り、メジャーに行ってくれたからこそ、後輩に道ができ、黒田博樹も40球団から勝利することが出来た。
この記録を抜ける・肩を並べられる選手はダルビッシュ有だろうか?
しかしダルビッシュ有でも、少なくとも1回移籍をしない限りは、40球団に手が届かない。
メジャー全球団に勝利したのち、日本ハムファイターズに復帰して、残る横浜DeNAベイスターズに勝利すれば41球団からの勝利となる。
また、日本ハムファイターズ以外のチームに移籍となれば、日米全42球団から勝利できる可能性もあるが、さすがにそれは日本ハムファイターズのファンが許してくれないだろう。
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