今から19年前の1996年7月9日、札幌円山球場で行われた読売ジャイアンツとの一戦で9者連続安打を浴びた。
この試合を境にカープは勢いを失い、逆にジャイアンツは怒涛の勢いで勝ち星を増やし、この年の流行語大賞にもなった「メークドラマ」が完成することになる。
11.5ゲーム差からの大逆転があるのだから、混セはどうなるかまだまだわからない!
この日の前まで、カープは9連勝しており貯金を21まで伸ばして堂々の首位。
一方のジャイアンツは借金1となかなか安定しない戦いをしているシーズンであった。
迎えた札幌丸山球場での一戦、両チームの先発は、紀藤真琴と斎藤雅樹、エース同士の戦い。
そして2回裏二死走者なしから、球史に残る9者連続アウトの日本タイ記録が生まれる(カープから見たらやられる)。
後藤孝志:左翼線二塁打
村田真一:左前安打(打点1)
斎藤雅樹:右前安打
仁志敏久:中前安打
川相昌弘:左翼席満塁本塁打(打点4)
松井秀喜:右前安打
落合博満:右中間二塁打(打点1)
シェーン・マック:中前安打(打点1)
清水隆行:右前安打
あっという間の猛攻で、この試合だけでなくシーズン後半のジャイアンツに勢いを付けさせてしまった。
その後、ジャイアンツは77勝53敗、貯金を24まで伸ばして優勝。
カープは大きく失速し、71勝59敗、貯金を12まで減らして3位。
メークドラマはジャイアンツサイドから見ればキレイなドラマだが、カープサイドから見れば悲劇の物語。
カープと言う悲劇のヒーローがいたから成り立ったドラマである。
混戦が続く2015年のセントラルリーグ。
首位ジャイアンツから最下位ドラゴンズまでのゲーム差は僅かに4.5差。
1996年後半のことを考えれば、本当にどのチームが優勝してもおかしくない。
1996年のジャイアンツのように9者連続安打が出て勢いが付くこともあるだろうが、やることをきちんとやったチームが混戦を抜け出すのではないだろうか?
しっかりとした野球をやれば順位が上がり、ミスを続ければこの混戦から脱落してしまうと思う。
奇想天外なドラマはそうは簡単には起こらない。
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