カープ期待のサウスポー戸田隆矢が中継ぎとして貴重な活躍をしている。
オールスター休みを挟んでスターターとしてローテーションに入るかと思われたが、ここにきて中継ぎでの登板が増えている。
戸田隆矢に与えられた役割は試合の流れをぶち切ること
左腕から繰り出される140km後半のストレートにキレのある変化球。 これまでは制球難が課題であったが、その課題を克服し安定感あるピッチングを続けている。
12球団を見渡しても、ここまで将来性豊かなサウスポーはいないのではなかろうか?
制球力がよくなった川口和久タイプだ。
中日ドラゴンズファンからはメジャーに渡ったチェン・ウェイン(陳 偉殷)のようだと評価されている。
仮に前田健太が抜けた後、エースになるのは野村祐輔でも大瀬良大地でもなく戸田隆矢かもしれない。
そして侍JAPANに名を連ねる日もきっと来るだろう。
それくらいの力があると思うし、個人的には期待している投手の一人だ。
そんな戸田隆矢、決して先発投手としての烙印を押された訳ではない。
カープの難点はサウスポーのリリーバーがいないこと。
2014年8月26日現在の1軍左腕は江草仁貴と戸田隆矢の二人だけ。
江草仁貴はまだまだ勝ちゲームを任せられる状態ではなく、助っ人左腕、ザック・フィリップスは外国人枠の関係で1軍にはいられない。
そこで白羽の矢が立ったのが戸田隆矢であろう。
その起用法は興味深い。
セットアッパーではなく、試合の終盤5回前後に相手に流れが行きそうな場面で登板し、相手の勢いを止める。
野村謙二郎は試合の中盤を支配することに重きを置いている様に感じる。
今シーズン序盤には中田廉をそのように起用した事もあれば、過去には今村猛や病み明けのサファテも同様な起用をしている。
その役割を戸田隆矢に担わせているようだ。
正直言えば、戸田隆矢は先発で見たい投手だ!
おそらく来年以降はローテの柱として二桁勝利以上の活躍ができるだろう。
今の中継ぎ登板も戸田隆矢の将来を考えれば貴重な経験だ。
2014年カープ優勝、そして戸田隆矢がエースとなる為に、残り後1ヶ月強、フル回転してもらいたい!!
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