松坂大輔の日米でのK/BBと四死球数比較。日本時代の制球力は?

松坂大輔が苦しんでいるようだ。

2度目のオープン戦登板となった3/10(火)対読売ジャイアンツ、寒さもあったとはいえ、3回3安打3四球2失点2自責点で、64球も費やした。

これが松坂大輔の今の実力なのだろうか?

西武時代後期はそれほど制球に苦しんでいなかった!!

松坂大輔は剛球とスライダーが中心のピッチング、更に「荒れ球」をイメージしている人が多いと思う。

実際に西武ライオンズに入団した時や、メジャー移籍後はその通りの内容であったが、メジャー移籍前には制球力もかなり安定していた。

数字で比較してみたい。

時代 投球回 四球 死球 与四死球率 奪三振 K/BB
西武前期(1999~2002) 661.1/3 314 27 4.64 587 1.87
西武後期(2003~2006) 741.1/3 188 28 2.62 788 4.19
メジャー(2007~2014) 790.1/3 387 45 4.92 720 1.86

与四死球率は1試合(9イニング)当たり何個の四死球を出すかの指標。

数字が低い方が良いが、西武後期の数字は低い。

K/BBは一つの四球を出す間にどれだけの三振を奪ったかの指標であるが、野手や球場の影響が少ないデータとなるので、メジャーで投手のレベルを図るのに好まれる指標である。

K/BBは数字が高い方が良いが、これも西武後期の数字は高い。

2.00を超えると好投手と言われており、昨年のセ・パの投手に当てはめても4.19を超えているのは則本昂大と金子千尋のみ。
(前田健太は3.93)

 

松坂大輔=制球力が悪いというイメージが付いているが、メジャーに渡る前は制球力も問題はなかった。

メジャーに渡り、ボールやマウンドの違い、ケガの影響などでプロ野球入団時と同じような制球力のデータとなってしまったが、日本に戻ってきて良い時の松坂大輔を取り戻せるか?

良い時の松坂大輔を知っているだけに、西武後期のピッチングを再び見せてもらいたいと思う。

 

関連記事:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.