野球のピッチャーの「コントロール」、大きく2つに分けられると思う。
1つは「針の穴を通すコントロール」、もう一つは「ホームベース上で勝負するコントロール」。
スピード投手は荒れ球でOK
プロ野球では逸材なのにコントロールに苦しんでいる投手がいる。
今年では大物ルーキーと叫ばれた松井祐樹が上げられるし、カープでは福井優也が当てはまる。
二人とも甲子園を沸かしたが、プロに入ってからはコントロールが課題。
二人に共通するのは、単にストライクが入らないこと。
プロの投手が何で?と思うが、ホントに何で?
真っすぐのキレがあり、スライダーが決め球というのも共通点だが、ストライクが入らない。
アマチュアではこんなことはなかったと思うが、これもプロならでは緊張感か?
悪循環してコントロールだけに注意を向けると、真っすぐも変化球もキレが無くなり長所が消えてしまう。
長所を武器にしてど真ん中に投げ込めば、そんなに打たれないはずだ。
(真ん中を狙っても真ん中にいかないので・・・)
こうした荒れ球投手は打者は恐い。
福岡ソフトバンクホークスの中田賢一が好例だが、開き直りのような気持ちで投げてほしい。
ホームベースの上に投げられれば勝負はできる。
針の穴を通すコントロール
真っすぐに力が無ければプロの世界では簡単には抑えられない。
そうした場合は、四隅を狙うコントロールが必要だが、近代野球で四隅を狙える投手はいないと思う。
「針の穴を通す」といえば北別府学だが、カープファンとして北別府学を見てきたからこそかもしれないが、現役選手でコントロールが本当に良いなと思う選手が見当たらない。
強いて挙げればボストンレッドソックスの上原浩治くらいだろうか?
ニューヨークヤンキースの田中将大やシアトルマリナーズの岩隈久志はコントロールが良いが、四隅を狙うというより高めに投げない、低めに通すと言った印象。
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もしかしたら、今後は北別府学レベルのコントロールを持った選手が表れないのかもしれない。
小さいころに見た北別府学、ひょうひょうと投げるなぁと何となく思いながら見ていたが、もっと目に焼き付けて置くべきだったかもしれない。
野村祐輔には北別府学に近づいて欲しいが、まだまだって感じである。
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