二桁勝利に届かず一桁10勝未満ながら最優秀防御率に輝いた投手一覧!

2016年の最優秀防御率のタイトルを獲得したのは、読売ジャイアンツの菅野智之。

しかし、打線の援護がなく勝ち星が付かなかったり、リリーフ陣が打ち込まれて勝ち星が消えたりした関係で、二桁に届かず9勝止まりとなった。

過去に、最優秀防御率を獲得して二桁勝利に届かなった例はどれくらいあるのだろうか?

二桁勝利に届かずに最優秀防御率に輝いたのは過去20度。最低勝利数は4!

最優秀防御率は投手が1試合で何点取れるかを表す数値である。

数字が低い方が優れた投手であるが、勝利数が上がらないケースもある。

これまでに最優秀防御率のタイトルを獲得しながら二桁勝利に届かなかった投手を表にまとめてみた。

名前 所属 勝利 敗北 セーブ 防御率
1964 妻島芳郎 東京オリオンズ 6 5 2.15
1967 権藤正利 阪神タイガース 9 6 1.40
1972 安田猛 ヤクルトスワローズ 7 5 2.08
1974 佐藤道郎 南海ホークス 7 8 13 1.91
1975 村田兆治 ロッテオリオンズ 9 12 13 2.21
1976 鈴木孝政 中日ドラゴンズ 7 8 26 2.98
1979 山口哲治 近鉄バファローズ 7 7 4 2.49
1982 高橋里志 日本ハムファイターズ 8 5 0 1.84
1982 斉藤明夫 横浜大洋ホエールズ 5 6 30 2.07
1983 福間納 阪神タイガース 6 4 6 2.62
1985 工藤公康 西武ライオンズ 8 3 0 2.76
1989 村田兆治 ロッテオリオンズ 7 9 0 2.50
1994 郭源治 中日ドラゴンズ 8 7 2 2.45
1997 大野豊 広島東洋カープ 9 6 0 2.85
1998 金村暁 日本ハムファイターズ 8 8 1 2.73
2000 戎信行 オリックスブルーウェーブ 8 2 0 3.27
2002 金田政彦 オリックスブルーウェーブ 4 9 0 2.50
2009 チェン・ウェイン 中日ドラゴンズ 8 4 0 1.54
2016 菅野智之 読売ジャイアンツ 9 6 0 2.01
2019 山本由伸 オリックスバファローズ 8 6 0 1.95
2019 大野雄大 中日ドラゴンズ 9 8 0 2.58

近年は先発型の投手が打線の援護がなく、もしくは降板後にリリーバーが打ち込まれて勝ち星が上がらないケースがほとんどであるが、昭和期の場合はリリーバーが獲得しているケースが多い。

昔はロングリリーフが多く、リリーバーでも多少の先発機会も含めて規定投手回に達する事が多かった。

セーブ記録は1974年に制定されたものだが、それ以前にもリリーフで活躍する投手がいたのである。

村田兆治は2度二桁勝利に届かずに最優秀防御率のタイトルを獲得した経験があるが、1975年はリリーバーとして、1989年は先発投手としての結果である。

最も勝ち星が少なく最優秀防御率のタイトルを獲得したのは、2002年のオリックスブルーウェーブ金田政彦の4勝。

今後、4勝未満で最優秀防御率のタイトルを獲得する投手は表れるだろうか?

 

 

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