ポスティングシステムを利用してロスアンゼルス・ドジャーズに移籍した前田健太。
順調に白星を積み重ね、シーズン10勝目に到達した。
ここまでは期待通りの活躍をしている。
ルーキーイヤーから3年連続二桁勝利を達成した日本人メジャーリーガーはたったの2人!
メジャーリーグでルーキーイヤーから二桁勝利を達成したのは前田健太で7人目。
過去6人の成績と比較してみた。
プロは3年やってナンボと言う言葉もあるので、ルーキーイヤーから3年間の勝敗数を掲載してみた。
名前 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 備考 |
野茂 英雄 |
13勝 6敗 |
16勝 11敗 |
14勝 12敗 |
3年連続で途切れる |
石井 一久 |
14勝 10敗 |
9勝 7敗 |
13勝 8敗 |
|
松坂 大輔 |
15勝 12敗 |
18勝 3敗 |
4勝 6敗 |
|
高橋 尚成 |
10勝 6敗 |
4勝 3敗 |
0勝 3敗 |
|
ダルビッシュ 有 |
16勝 9敗 |
13勝 9敗 |
10勝 7敗 |
3年連続で途切れる (トミージョン手術) |
田中 将大 |
13勝 5敗 |
12勝 7敗 |
7勝 4敗* |
2年連続継続中 |
前田 健太 |
10勝 7敗* |
*2016年8月5日現在
日本人投手でルーキーイヤーからの連続二桁勝利は野茂英雄とダルビッシュ有の3年連続が最多。
3年やってナンボというが、4年以降継続するのはもっと難しいということだろう。
田中将大と前田健太はどこまで継続できるだろうか?
黒田博樹は1年目はローテーションを守りながら9勝と、二桁勝利は達成できなかった。
2年目はケガの影響もあり8勝に留まったが、3年目以降カープに復帰するまでの5年間は連続二桁勝利を上げている。
これが日本人投手の連続二桁勝利の記録である。
連続二桁勝利継続中の田中将大や前田健太には、黒田博樹のこの記録を是非追い越してもらいたい。
二人とも肘に爆弾を抱えているが、ローテーションを守りさえすれば、十分に達成可能な数字だと思う。
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