千葉ロッテマリーンズとの交流戦、QVCマリンフィールドでの試合がある度に思い出す試合がある。
2009年6月11日千葉ロッテマリーンズ23-2広島東洋カープ@千葉マリンスタジアム
ここまでの書き出しだけで、どの試合か思い出すカープファンも多いだろう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
広島 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | 15 | 1 | 0 | × | 23 |
6回裏の1イニング15得点は日本新記録である事は、とても有名である。
この攻撃に費やした時間はなんと48分。
ほぼドラマ1本分であるが、カープ側からすれば見たくもない悲劇のドラマだ。
このイニングで生まれた日本記録は最多得点だけでなく、合計6個もの日本新記録が誕生している。
◆1イニング最多得点:15
◆1イニング最多打点:15
◆1イニング最多打者:20
◆1イニング最多打席数:3(大松尚逸 )
◆打者2巡
◆14連続得点
打つ方も、投げる方も、そして観ていたファンも疲れた試合だろう。
当時のカープ監督はマーティ・レオ・ブラウン。
試合後の談話で、「ラグビーみたいな試合」とあきれていたようだが、次のようなコメントも残している。
「きょうの勝者はマリーンズではない。左翼席のカープファンだ。これだけ点差があっても応援し続けてくれた。彼らは勝者である。」
何とも、マーティらしいコメントだと思う。
当時は、「カープ女子」という言葉すらなく、1998年から続くBクラスの暗黒時代の真っ只中。
カープ応援団は、弱い時代も応援で支え続けてきた結果、今の様な人気球団になった。
マーティ政権下でもAクラスには入ることができなかったが、マーティはファンの心を掴む事で、今のカープの土台を支えてきたと言ってもいいだろう。
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