メジャーリーグ(MLB)でストライクゾーンを狭めることを検討しているようだ。
MLBは投高打低の傾向にあり、その改善策としての案。
MLBでストライクゾーンを狭めたら、日本プロ野球(NPB)でも追随するのだろうか?
日本のプロ野球でストライクゾーンを狭められない理由とは?
ストライクゾーンは、「打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間」で定義されている。
ストライクゾーンの高めは、「打者の肩の上部とユニホームのズボンの上部との中間点に引いた水平のライン」と曖昧な定義になっているが、以前社会人野球(ノンプロ)の大会で審判を務める方の話を聞いたことがるが、高めはこの表現通り、「適当」になってしまうらしい。
ストライクゾーンが審判によって一定であれば良いと思う。
そして、低めを「膝頭の下部」から「膝頭の上部」に変えることがMLBで議論されているようだ。
ボール1個分か2個分だが、低めがストライクに取られなければピッチャーには厳しく、打者には有難い話だ。
MLBでストライクゾーンが変われば、WBCを見据えてNPBも変えるべきという意見も出てくるだろうが、日本でストライクゾーンを狭めることは簡単には出来ないだろう。
その理由は、試合時間の長さにある。
ストライクゾーンが狭くなれば、投高打低が打高投低となるが、そうなると試合時間が長くなる。
MLBの2015年の試合時間は、2時間56分と3時間を切っている。
一方のNPBは3時間17分と3時間を優に超えている。
NPBのこの試合時間でストライクゾーンを狭めるという議論は出来ないだろう。
せめて、2017年3月のWBC終了後にMLBはストライクゾーンを狭くしてほしいと思う。
NPBはそれほど投高打低に感じないし、現行のストライクゾーンでも問題ないと感じる。
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