プレミア12で3位に終わった侍ジャパン。
2017年のWBCに向けては1年強の時間しかなく、シーズンを除いて考えると、メンバーを招集できるのは来年の3月と11月しかない。
来年の3月に台湾との強化試合が予定されている。
しかし、侍ジャパンにとって強化試合は必要なのだろうか?
大会中、そして試合中の対応力が必要になるのでは?
侍ジャパンは、来年2016年3月上旬に国内のどこかで台湾との2試合の強化試合を計画しているそうだ。
これって本当に強化試合になるのだろうか?
今回のプレミア12の反省・課題として上がったのは、リリーバーの役割分担と監督の采配(経験値アップ)。
しかし、これらの課題が強化試合をしたところで解消されるとは思わない。
まず、3月にどのような選手が招集されるだろうか?
開幕を前に控え、特に投手陣はシーズンインを逆算してオープン戦の登板日・投球数が決められている。
そこに侍ジャパンの試合があったとしても、投げられる投手は限定される。
そのような状態でリリーバーの役割分担など決められない。
嫌味のようだが、今回のプレミア12のように先に決められたような継投しかできないと思う。
また、投手陣の起用に自由度が無いので監督の采配の経験値が上がるとは思わない。
そもそも強化試合では勝負への執着心も異なり、ここぞの采配など出てくるわけがない。
いかに真剣勝負の場で経験を積むかであり、おそらくどれだけ強化試合を行ったところで経験値は上がらないだろう。
目的は興行的な部分、収益の確保が大きいと思う。
もちろん日本プロ野球を盛り上げる意味で収益が必要であることは理解する。
プロ野球の監督で経験値を得ることはとても難しい。
2000年以降プロ野球選手が参戦するようになった国際大会で優勝した時は王貞治、原辰徳という現役監督がチームを率いている。
それ以外の大会では、現場を離れていた人物が監督をしていた点はもっと注目しなくてはならないのではないだろうか?
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