野村謙二郎辞任。貯金が出来るチームを作り上げたその功績は大

2010年からカープの監督を務めた野村謙二郎が辞任を表明した。

5年でカープを戦える集団に変えた功績は大きい。

 

若手の成長と外国人選手へのサポート力

野村謙二郎監督の成績は以下の通り。

勝利 敗北 引分 勝率 順位
2010 58 84 2 .408 5位
2011 60 76 8 .441 5位
2012 61 71 12 .462 4位
2013 69 72 3 .489 3位
2014 74 68 2 .521 3位
通算 321 370 27 .465

 

ファンからは左右病を中心にその采配に対して否定的な意見も聞かれたが、年々成績を上げた功績は大きい。

今年は5割以上の成績を残しての3位。

この5年で多くの投手・野手が1軍の戦力となり、戦える集団にチームを引き上げた。

ここ1番での勝負弱さは経験の無さが反映している面もあるが、この経験を活かしていけば更なる成長が期待できる。

そして野村謙二郎の監督しての資質として見逃せないのが、外国人選手との関係性。

エルドレッドは2013年までで球団は解雇を考えていたが、強く球団に慰留を求めた。

不調になれば英語でコミュニケーションを取りアドバイス。

アメリカでのコーチ留学の経験を活かし、外国人選手の躍動やライバル心を煽った。

こうした若手の成長や外国人選手のやりくりが戦力アップに繋がったと言える。

外国人選手の動向や経年での安定した成績維持は未知数な部分もあるが、若手選手の成長は今後数年に亘ってカープの財産になるはずだ。

 

後任は野村謙二郎野球を踏襲できる人物で!!

さて新監督は誰か?

1・2軍共に監督が交代するのは、成長期にあるカープとしては痛い。

1軍監督は今の流れを踏襲できる人物が適任であろう。

現役時代から寝食を共にし、引退後もコーチとして野村謙二郎を支えた緒方孝市か?

 

野村謙二郎は昨年末にも辞任の意思を示していた。

体調面に不安があるようだが、昨年は球団が慰留した。

そのタイミングで緒方孝市はヘッドコーチ格にあたる野手総合コーチへと昇格。

野村謙二郎の後任として育てるためにヘッドコーチ格のポジションを与えたと予想できる。

実際に今年野村謙二郎が退場した際には監督代行を遂行。

カープ野球を体現してきた緒方孝市が監督になるのが自然の流れと感じる。

 

野村謙二郎体制も残り数試合。

ポストシーズンで有り、いつ終わりかわからない。

熱くチームを引っ張っていって欲しい!!

 

関連記事:
    None Found


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください