2014年9月9日(火)対中日ドラゴンズ@マツダスタジアム。
先発の前田健太は1-0とリードしたまま8回まででマウンドを降りた。
9回に登板したミコライオが同点とされたが、延長10回菊池涼介のサヨナラヒットで2-1と勝利。
本当の勝負は9/15-17の巨人戦と最後に予定されている10.5決戦!!
前田健太の投球数は8回までで123球。
9回まで投げていれば140球近い投球数になっていた。
元々野村謙二郎は先発投手にそれほどの球数を投げさせたくないタイプ。
例え調子が良く完投させる時でも130球前後までしか投げさせない。
投球数もそうだが、前田健太は今後中5日で回したいが故の交代だったと思う。
中5日で次の登板は首位を行く読売ジャイアンツ。
ここが「大一番」と踏んでいるのだろう。
中日-阪神-読売と続く9連戦、3ゲーム差を1つでも縮めて臨みたいところ。
そして読売ジャイアンツに出来れば3タテ、最低でも2勝1敗でいけば最後の最後まで戦える権利が生まれる。
そして、現状発表されている日程では今シーズン最後の公式戦は10月5日。
そこで組まれているのは広島-読売戦@マツダスタジアム。
1994年10月8日、読売ジャイアンツと中日ドラゴンズが同率首位で迎えた10.8決戦、最後の試合で勝った方が優勝の国民的行事が再現されるかもしれない。
エースの自覚
前田健太の8回123球での降板、私は妥当な判断だったと思う。
しかし、カープ歴代最多勝利数の記録を持つ北別府学氏は、「優勝を争うこの時期、エースであれば志願して登板してほしい」とコメントを述べている。
先日9月6日に大瀬良大地がプロ入り初完投を達成した時も1-0。
それに対比しての意見でもあったが、おそらく大瀬良大地は中6日で回すだろうし、その時の投球数は9回完投で126球。
当然ながら北別府学氏はそのようなことは認識しているだろう。
「エース」としての自覚、風格、威厳、態度、全てで伝えたいものがあるのかもしれない。
前田健太の今シーズンの成績は自分自身でも満足いっていないはずだ。
しかし最後にチームが優勝すれば報われる。
自分の登板試合だけでなく、そして球場外でもチームを引っ張る行動で優勝に導いてもらいたい。
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