奇策内野5人シフトに縁がある青木高広。外野に飛ばせてはNG!!

2014年7月11日(金)、読売ジャイアンツが阪神タイガース相手に内野手5人シフトの奇襲を見せた。

しかし、内野手5人シフトをやるケースではなかったと思う。

 

試合中盤での内野手5人シフトは疑問?

6回表、阪神タイガースが4-2と勝ち越し、更に1死2,3塁。

打者西岡剛が2ストライクと追い込まれた時に読売ジャイアンツ監督原辰徳が動いた。

レフトの亀井義行を三遊間に配し、内野手5人に。

「何で?」という疑問だけが残る。

2走者がホームに帰れば4点差となり試合の方向性が決するかもしれないが、そこまで博打をするケースではないと思う。

外野フライが上がれば犠牲フライでも得点になるわけで、外野手を減らすのは意味がわからない。

結果的に平凡なセンターフライを打ち上げたが、2塁打となり2点が加わった。

 

無死 or 1死満塁サヨナラのピンチは内野手5人シフトが有効!

内野5人シフトが有効なケースは、外野フライを打たれても仕方ない時で、外野フライでもサヨナラの場面。

無死 or 1死で満塁のケースは大きな外野フライが上がった時点でサヨナラ負けになる。

とは言え、浅い外野フライに備えて全員内野にするのは無理なので、2人は外野に残しておくのが常套手段と言える。

これで見事に奇襲を成功させたのが、マーティ・レオ・ブラウン。

2009年の交流戦で延長12回無死満塁から内野手5人シフトを敷き、見事に7-2-3のダプルプレーを完成させている。

無死満塁となったところで交代でレフトに入った小窪哲也だが、実際にはニ遊間を守り、普通であればセンターに抜けていたであろう打球を見事にホームゲッツーに仕留めた。

 

2つの動画を載せたが、共にピッチャーは青木高広。

原辰徳は青木高広がゴロを打たせる投手、そして内野5人シフトの経験者であるから、今回の奇襲に踏み切ったのかもしれない。

 

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