カープはシュールストロムとマクレーンの駐米スカウトの力もあり、優秀な外国人助っ人がやってくると他球団から羨ましがられている。
カープ退団後も他球団で活躍する選手も多いのでまとめてみたい。
先ずは野手編。
他球団で活躍する元カープ外国人選手たち
2014年シーズンをもってカープを退団することになったバリントンとミコライオ。
それぞれ2015年シーズンはオリックス、楽天と契約することとなり活躍を応援したい。
(セ・リーグ球団への移籍ではないので、ちょっと安心。)
キラやフィリップスも日本球界が興味を示すと思う。
また、日本シリーズの胴上げ投手にはサファテが選ばられた。
近年は、カープに限らず外国人助っ人の国内異動が多くなっているが、元カープ助っ人外国人の評価がとても高い。
この傾向は、特に21世紀以降が顕著である。
他球団に異動して活躍した選手を、野手・投手・MLB編と3回に分けてまとめてみたい。
第1回目は野手編。
◆ルイス・アントニオ・ロペス
1996-1997年とカープに在籍し、2年連続打点王。
1998年はダイエーホークスに在籍し及第点の活躍であったが在籍は1年のみ。
2000年シーズン途中からカープに復帰し勝負強さを発揮する。
前田智徳の走塁を巡って口論したほどの打点好き(契約の問題?)。
2012年より横浜DeNAベイスターズの駐米スカウト。
◆アンディ・シーツ
2003年-2004年カープ在籍。
当時、安定感のなかった内野の守備を引き締めるために獲得した遊撃手。
打撃ではなく守備を期待されており、2003年の開幕は2番ショートで出場。
良い意味で期待が外れ、シーズン途中から4番に座った。
年俸が折り合わずに阪神タイガースに移籍し、2005年の優勝に貢献。
2007年より阪神タイガースの駐米スカウト。
◆グレゴリー・マーク・ラロッカ
2004-2005年カープ在籍。
勝負強いバッティングで2004年には3割40本100打点を達成。
2005年はケガにも泣かされ満足のいく結果が出せずに退団。
その後、東京ヤクルトスワローズ(2006年)、オリックスバファローズ(2007-2010年)に在籍に、日本球界で長く活躍した。
2007年にはシーズン最多死球の日本記録を樹立するなど、死球で有名に。
2011年よりオリックスバファローズの駐米スカウト。
◆ジョージ・アンドリュー・フィリップス
2009年シーズン途中にカープと契約。
当時の監督マーティ・レオ・ブラウンたっての希望で獲得した選手。
バッティングよりも慣れないレフトの守備で奮闘する姿の印象が強い。
2010年、マーティの楽天監督就任に伴って楽天でプレーするが、この年をもって現役引退。
現在は、母校のアラバマ大学でアシスタントコーチ?
選手として他球団から評価されていただけでなく、その後駐米スカウトになる選手が多いのは、人間性や選手を見る目が長けているからだろう。
そうした選手をアメリカから獲得するカープ球団の眼力はやはり素晴らしい。
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