2015年9月22日(火)対東京ヤクルトスワローズ@神宮球場、先発した戸田隆矢の乱調もあり2-4で敗れ、自力優勝が消滅した。
先発4枚柱だけがいるのは、2013年と同じ状況
戸田隆矢は4回を5安打4四球、失策に暴投も絡んで自滅した。
技術的にも精神的にもコントロールが課題だ。
2015シーズン、前田健太、クリス・ジョンソン、黒田博樹、福井優也と12球団一の4本柱を擁しているが、先発5枚目、6枚目が最後まで決まらずにシーズンを終了することになりそうだ。
毎週やってくるローテーションの谷間、結局埋めてくれる投手は表れなかった。
しかしこの状況、実は16年ぶりにクライマックスシリーズを決めた2013年シーズンに酷似している。
2013年シーズンは前田健太、バリントン、野村祐輔、大竹寛と2桁勝利を上げた投手が4人いた。
しかし、この4人を除いて最も勝ち星を上げた投手は永川勝浩と久本祐一の3勝のみで、3位でクリマックスシリーズに進出したものの借金は3でシーズンを終えている。
2015年も4本柱以外を見れば、野村祐輔の4勝のみ。
借金の数も現時点で2と2013年とほぼ同数である。
若手が育っていると言われているカープだが、実のところは先発投手は育っていない。
この2年間で大瀬良大地や一岡竜司の加入、そして中崎翔太の成長などは見られたが、先発陣はまだまあ手薄であり、この課題は解消していない。
大瀬良大地がリリーバーに回った影響もあるが、それはそれでリリーバーが揃っていないのが問題点。
2年前と比較すれば、野村祐輔がチームの柱になっていないのが最も痛い。
今年、本来の力を発揮した福井優也と共に、本来ならチームの中心とならなければならない投手。
そして、戸田隆矢も起用法で成長度合いが変わってくるのではないだろうか?
ウェスタンリーグで6連勝して5月に1軍に上がってきた戸田隆矢。
1試合先発で登板して以降は中継ぎに回ってしまった。
勝負の世界にタラレバは良くないが、あのままローテーションに入っていたらどうなっていたのかなと思う。
選手がいない訳ではない。
ポテンシャルある選手をどのように育てていくかが問題だ。
このままでは、何年経ってもクライマックスシリーズに出場するのが精一杯のチームになってしまう。
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