日米通算203勝を上げて2016年に現役を引退した黒田博樹。
その代名詞である背番号15が永久欠番になるようだ。
成績だけでなく、社会への貢献度を含めての評価と球団は語っている。
21世紀では初!日本プロ野球永久欠番一覧!
日本プロ野球界では何年も永久欠番が誕生していない。
最近では永久欠番にするのではなく、準永久欠番とするケースが増えている。
その番号にふさわしい選手が出てくるまで保留としておき、その背番号を付けていた選手との合意の元、その番号を復活させるケースが多い。
カープでは野村謙二郎の7、緒方孝市の9が準永久欠番であったが、各々堂林翔太、丸佳浩が受け継ぐ形となった。
前田智徳の背番号1はまだふさわしい選手が出てきておらず、保留のままである。
準永久欠番が増えているのは、簡単に永久欠番にしてしまうと、背番号が無くなってしまうことが背景にあると思う。
ニューヨーク・ヤンキースでは、一桁番号は2以外全てが永久欠番になっている。
その2もデレク・ジーターが付けていた番号であり、永久欠番になることが確実視されている。
黒田博樹の15が永久欠番になるのは、最近のプロ野球界の動向から考えるととても珍しく、それだけ価値があるものなのである。
【日本プロ野球永久欠番一覧】
球団 | 背番号 | 選手名 | 現役年 |
読売 | 1 | 王貞治 | 1959-1980 |
3 | 長嶋茂雄 | 1958-1974 | |
4 | 黒沢俊夫 | 1936-1947 | |
14 | 沢村栄治 | 1934-1943 | |
16 | 川上哲治 | 1938-1958 | |
34 | 金田正一 | 1950-1969 | |
阪神 | 10 | 藤村富美男 | 1936-1958 |
11 | 村山実 | 1959-1972 | |
23 | 吉田義男 | 1953-1969 | |
10 | 服部受弘 | 1939-1958 | |
15 | 西沢道夫 | 1937-1958 | |
広島 | 3 | 衣笠祥雄 | 1965-1987 |
8 | 山本浩二 | 1969-1986 | |
15 | 黒田博樹 | 1997-2016 | |
西武 | 24 | 稲尾和久 | 1956-1969 |
この他、北海道日本ハムファイターズが大社義規前オーナーの100、東北楽天ゴールデンイーグルスがファン番号の10を永久欠番にしている。
(千葉ロッテマリーンズの26は準永久欠番扱い。)
21世紀まで現役を続けた選手が永久欠番になるのは黒田博樹が初。
黒田博樹以外の選手は昭和時代に現役を終えており、平成期に活躍した選手として初めての快挙なのである。
黒田博樹以降、永久欠番になる選手は表れるのだろうか?
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