2016年9月10日、25年ぶりの優勝を果たした広島東洋カープ。
史上最速優勝の可能性も残していたが、残念ながら1位は更新できずに史上2位の速さとなった。
パシフィックリーグでは、2017年9月16日に優勝した福岡ソフトバンクホークスが最速となっている。
プロ野球史上最速優勝は1990年読売ジャイアンツ!最も残り試合を残して優勝したのは1965年の南海ホークスで残19試合!
2016年のカープ、夏場にやや失速することがあったものの、8月後半になると勢いを再加速させ、更にマジック対象チームの読売ジャイアンツが急ブレーキになったこともあり、9月10日と早い段階で優勝を決めた。
1990年の読売ジャイアンツに次いで、史上2位のスピード記録である。
順位 | 優勝日 | 球団 | 日本一 |
1位 | 1990年9月7日 | 読売ジャイアンツ | × |
2位 | 2016年9月10日 | 広島東洋カープ | × |
3位 | 2023年9月14日 | 阪神タイガース | |
3位 | 2003年9月15日 | 阪神タイガース | × |
4位 | 2017年9月16日 | 福岡ソフトバンクホークス | 〇 |
5位 | 2015年9月17日 | 福岡ソフトバンクホークス | ○ |
6位 | 2017年9月18日 | 広島東洋カープ | × |
7位 | 1964年9月19日 | 南海ホークス | ○ |
1995年9月19日 | オリックスブルーウェーブ | × |
ランキングを作ってみると、ほとんどのチームが9月中旬以降に優勝を決めている事がわかる。
9月前半に優勝を決めるのは、異常な速さだ。
早い時期に優勝を決めるという事は、それだけ残り試合も多いと事になる。
試合数も時代によって異なり、雨で中止など消化速度の差もあるので、消化試合が少ないチームが最速優勝と言う見方もできる。
順位 | 消化 率 |
残り 試合 |
優勝決定試合/ 総試合数 |
年 | 球団 | 日本 一 |
1位 | 0.864 | 19 | 121/140 | 1965 | 南海ホークス | × |
2位 | 0.877 | 16 | 114/130 | 1990 | 読売ジャイアンツ | × |
3位 | 0.888 | 16 | 127/143 | 2015 | 福岡ソフトバンクホークス | ○ |
4位 | 0.895 | 15 | 128/143 | 2023 | 阪神タイガース | |
5位 | 0.900 | 14 | 126/140 | 2002 | 西武ライオンズ | × |
6位 | 13 | 117/130 | 1972 | 阪急ブレーブス | × | |
1990 | 西武ライオンズ | ○ |
2016年のカープ優勝は143試合制の131試合目なので、消化率0.916、残り試合数12となり、消化試合の観点からはランキング外となっている。
優勝を早く決め、残り試合が多かったチームは日本一になる確率は高くない。
それだけ調子やモチベーションを維持するのが難しいということだろう。
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