野球部の存続問題に揺れるPL学園。
これまでは草野裕樹校長が監督を務めていたが、この3月で定年を迎えるために、川上祐一新監督の就任が決まったが、野球経験はなく剣道部出身だそうだ。
毎年監督が変更し、全員野球経験がない監督の下で過ごした3年間
PL学園野球部は2013年2月に起こった部内暴力事件で、同校野球部出身の河野有道監督が退任。
この暴力事件で2013年2月24日から8月23日までの6ヶ月間の対外試合禁止処分が下り、夏の大会に出場できなかった。
2013年10月からは野球経験のない正井一真校長(当時)が監督となったが、2015年3月にPL学園外に異動となり、新監督はやはり野球経験がない草野裕樹校長が指揮を執ることになった。
そして、この3月で草野裕樹校長が定年を迎え、川上祐一新監督が誕生。
PL学園は2015年の新一年生から野球部への入部を募っておらず、2016年の夏を迎える3年生がPL学園野球部の最後の夏になるかもしれない。
その3年生は毎年監督が変わり、全て野球経験のない監督の下でのプレーとなるが、3年生の経緯を見るととても可哀そうに感じる。
学年 | PL学園野球部の出来事 | PL学園監督 | |
2013年 | 中学3年生 | 2013年2月24日~8月23日対外試合禁止 | 河野有道⇒正井一真 |
2014年 | PL学園1年生 | 正井一真 | |
2015年 | PL学園2年生 | 新入部員受け入れなし | 草野裕樹 |
2016年 | PL学園3年生 | PL学園野球部最後の夏? | 川上祐一 |
PL学園が対外試合禁止処分を受け、夏の大会に出れなかった2013年に中学3年生だったのが、PL学園野球部最後の夏を迎えるかもしれない新3年生である。
彼らは中学3年生の時に、対外試合が禁止であったPL学園を進路先に選んだ。
PL学園野球部に入りたいのだから、かなりの野球エリートのはずである。
しかし、実際に入部してみたら、野球経験のない違う教師が毎年監督になる事態であり、このような3年間を誰が想像していただろうか?
技術も精神力も一番鍛えられる高校3年間であり、とても残念である。
他の野球強豪校へ入学できた選手もいると思う。
もしかしたらプロにいけるだけの素質あるプレーヤーもいたかもしれない。
若き人材を育てなければならない学校で、生徒を無視した対応が続いている。
PL学園野球部、今後新入部員の受け入れを再開するという話も出ている。
しかし、中学3年生の野球エリートが今後PL学園を選択する可能性は依然ほど高くないだろう。
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