野球殿堂入りした斎藤雅樹。
通算成績は180勝96敗11S、防御率2.77、勝率.652。
特に目を見張るのは勝率.652。
エースの条件として「負けない投手」というのがあるが、斎藤雅樹の数字は正にそれを物語っている。
2000投球回を達成するのも難しい時代
斎藤雅樹の通算勝率.652。
スゴイなと思ったが、調べてみればやはり上には上がいる。
2000投球回以上での通算勝率トップ10は以下の通り。
順位 | 名前 | 球団 | 期間 | 勝利 | 敗北 | 勝率 | 投球回 |
1位 | 藤本英雄 | 読売-中日-読売 | 1942-1955 | 200 | 87 | .697 | 2628.1/3 |
2位 | 稲尾和久 | 西鉄 | 1956-1969 | 276 | 137 | .668 | 3599 |
3位 | 斎藤雅樹 | 読売 | 1984-2001 | 180 | 96 | .652 | 2375.2/3 |
4位 | 杉内俊哉 | ダイエー・ソフトバンク-読売 | 2002- | 142 | 77 | .648 | 2091.1/3 |
5位 | 杉浦忠 | 南海 | 1958-1960 | 187 | 106 | .638 | 2413.1/3 |
6位 | 杉下茂 | 中日・名古屋-大毎 | 1949-1961 | 215 | 123 | .636 | 2841.2/3 |
7位 | 別所毅彦 | 南海・グレートリング-読売 | 1942-1960 | 310 | 178 | .635 | 4350.2/3 |
8位 | スタルヒン | 読売-パシフィック太陽-金星大映-高橋トンボ | 1936-1955 | 303 | 176 | .633 | 4175.1/3 |
9位 | 山田久志 | 阪急 | 1969-1988 | 284 | 166 | .631 | 3865 |
10位 | 野口二郎 | 東京セネタース翼-大洋軍西鉄軍-阪急 | 1939-1952 | 237 | 139 | .630 | 3447.1/3 |
斎藤雅樹の上には2人。
7割近い勝率は驚異的である。
現役では杉内俊哉が4位に入っているが、これはとても立派な数字である。
というのも、投手の通算成績は2000投球回が基準になるが、現代野球で2000投球回に達する投手は稀だ。
昔のように先発完投が当たり前でない時代、規定投球回に達する投手も減っている。
年間143試合であれば、規定投球回は143イニングとなるが、14年規定投球回を続けなければならない。
一方の打者は通算4000打数が基準になるが、規定打席は143試合であれば×3.1で443打席。
10年で達成できるのである。
(規定打席は打席数、通算記録は何故か打数となっている。)
実際に、現役選手で4000打数を超えている選手は数十人いるのに対し、2000投球回を超えて言う投手は三浦大輔、石川雅規、杉内俊哉の3人しかいない。
日米通算で考えても、現役選手で2000投球回を超えているのは黒田博樹と松坂大輔しかいない。
和田毅もダルビッシュ有も、そして田中将大も未だに2000投球回に達していないが、ここまで投げると肘や肩への影響も出るのだろう。
昔の選手は肘・肩が強かったこともわかる数字である。
カープの歴代投手の勝率や投球回については、また明日書いてみたい。
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