2015年のセントラルリーグは混セ状態である。
60試合を超えて、首位阪神タイガースと最下位中日ドラゴンズのゲーム差は4.0。
全チームに優勝のチャンスがあるが、過去のシーズンで首位と最下位の最少ゲーム差はいくつだったのだろうか?
2015年のセ・リーグは最少記録を更新する可能性あり!?
過去の最少記録は1973年、読売ジャイアンツV9最後の年で、そのゲーム差は6.5。
1973年セ・リーグ | 勝利 | 敗北 | 引分 | 勝率 | 差 |
読売ジャイアンツ | 66 | 60 | 4 | .524 | – |
阪神タイガース | 64 | 59 | 7 | .520 | 0.5 |
中日ドラゴンズ | 64 | 61 | 5 | .512 | 1.5 |
ヤクルトアトムズ | 62 | 65 | 3 | .488 | 4.5 |
大洋ホエールズ | 60 | 64 | 6 | .484 | 5.0 |
広島東洋カープ | 60 | 67 | 3 | .472 | 6.5 |
この年は最終戦まで首位であった阪神タイガースが、130試合目の読売ジャイアンツとの戦いに敗れ、読売ジャイアンツがV9を達成した。
この次に僅差だったのが1992年と1994年の9ゲーム差。
1992年に優勝したヤクルトスワローズは69勝61敗1分、1994年に優勝した読売ジャイアンツは70勝60敗と、1973年の読売ジャイアンツを含めて貯金10以下での優勝となっている。
2015年は交流戦でセ・リーグ全体で借金17を抱えたこともあり、優勝チームでも貯金5~10までしか伸びないと思われる。
*結果、優勝したのは貯金10で東京ヤクルトスワローズ。
最下位横浜DeNAベイスターズまでのゲーム差は14.5であった。
先述した1973年、そして10.8決戦となった1994年と、最終戦まで優勝チームが決まらないドラマが起こる可能性もある。
ここまで僅差ならクライマックスシリーズも意味があるかもしれないが、クライマックスシリーズがなかったから10.8決戦などがクローズアップされるとも言える。
2014年のパシフィックリーグも、ソフトバンクは最終戦で優勝を決めたが、後世へとそれほど語り継がれないような気がする。
これもクライマックスシリーズがあるからだろうか?
(パ・リーグの首位から最下位までの最少ゲーム差は、1998年の9.5ゲーム差である。)
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