新天地で背番号51を復活させたイチローを始め、今週続々とメジャーのキャンプインの情報が報道されていた。
一方で、日本プロ野球では既にキャンプを打ち上げているチームも多い。
この時間差は何?
調子のピークをどこに持っていくか?
メジャーのキャンプインは日本のキャンプインより3週間以上遅い。
開幕はと言えば、日本プロ野球が3月27日(金)にセ・パ同時開幕、メジャーは4月5日(日)にシカゴ・カブスvsセントルイス・カージナルスが開幕戦を行い、翌6日(月)にその他の球団も開幕戦を行う。
キャンプインは3週間以上違うが、開幕戦は10日ほどしか変わらない。
この考え方の違いは?
日本のキャンプインはキャンプインの時点である程度仕上がった状態の選手が多い。
100%の状態で開幕戦に臨む。
しかし、メジャーでは開幕戦にピークを持ってこようと考えていない。
シーズン途中でピークになれば良いという考え方。
いきなり調子のピークがやってくるわけではなく、徐々に調子が上がってきて絶好調になると考えると、開幕戦がピークになると3月中旬から調子は良くなっている。
メジャーではその期間がもったいないと考え、開幕ではなくシーズン中にピークを持っていこうという考え方。
実に合理的である。
また、日本のキャンプ序盤は体力強化に充てられている部分もあるが、メジャーでは個々に委ねられている部分でもある。
思えば昨年のカープは開幕ダッシュに成功。
しかし、苦手の交流戦から徐々に調子を落としていった。
シーズン通して戦えるかがポイントになると思う。
既にキャンプは終わるので、今更キャンプの戦い方を変えるわけにはいかないが、シーズン通して戦える体力・技術があればと思う。
日本プロ野球のキャンプインも2月15日頃のスタートで良いのではないかと思う。
しかし、それはそれで野球に触れる期間が半年遅くなるので、ファンとしては退屈か!?
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