9月に入り、残り試合も徐々に少なくなってくる。
この時期にゲーム差が広がってくると、挽回する時間がない。
10試合で1ゲーム差が1つの基準
誰かは忘れてしまったが、とある評論家が「1ゲーム差を縮めるのに10試合はかかる」と言っていた。
これを聞いたのはかなり昔の話だが、確かにそんな感じがする。
首位を行くチーム、勝率が6割とすれば10試合で6勝4敗。
1ゲームで追うチーム、7勝3敗でこの首位チームに追い付くことになる。
これはかなりの好成績。
首位チームがちょっともたついて5勝5敗の五分の戦いをしていたとしても、6勝4敗と勝率6割の戦いをしなければならない。
6勝4敗、勝率6割と聞くと出来そうな感じもするが、プロ野球の優勝チームの1つの基準が勝率6割。
言うほど簡単ではないし、これで追い付くのは首位チームが5割で戦っているのが前提である。
こうした数字を見ると、シーズン終盤に残り試合数が少ない時にゲーム差を広げられると、徐々にプレッシャーとなっていくことがわかる。
残り26試合で3ゲーム差・・・
カープは首位ジャイアンツとの直接対決を1ゲーム差で迎えたが、連敗を喫し3ゲーム差になってしまった。
残りは26試合。
10試合で1ゲーム差理論でいけば、デットライン。
3連戦の3試合目、今日勝てば残り25試合で2ゲーム差で理論的にも追い付ける可能性を残す。
しかし、今日負けてしまうと追い付くのがかなり難しい4ゲーム差となってしまう。
選手がゲーム差をどのように考えているのかは定かではないが、やはりプレッシャーがあるのだろうか?
2連敗した試合での残塁は二日続けて13。
チャンスがプレッシャーになりピンチと感じてしまっているのかもしれない。
数字や大きな流れを見ること無く、目の前のボールに集中すること、これがこの状況を打破する1つの方法ではないだろうか?
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