2016年の春の選抜で近畿地区の21世紀枠推薦校になっていた和歌山東高校が、その推薦を辞退した。
野球部監督が部活動ではない時間帯で、反攻的な態度であった野球部員に平手打ち2発を浴びせ、部長はそれを把握していながら高野連に報告していなかったことが要因だそうだ。
この辞退の判断は厳しすぎないだろうか?
野球部員が可哀そうである。
21世紀枠に推薦されていなければ気付かれなかったのでは?
平手打ち2発と報道されているだけで、実際にどの程度なのかわからない。
ただ、「反抗的な態度であった野球部員」と書かれているので、これは客観的な事実なのだろう。
このレベルを問題視し全て報告していたら、甲子園に出場できる高校は皆無になるのではないだろうか?
平手打ちのレベルがわからないが、これは体罰なのだろうか?
野球部員側の考え次第ではないだろうか?
そもそも21世紀枠に推薦されたから問題視しただけで、21世紀枠に推薦されていなかったら流れていた問題だろう。
また、原因を作ったのは野球部員であるが、問題の行動を起こしたのは野球部監督。
これで推薦枠を辞退となれば、野球部員が可哀そうである。
そもそも私は21世紀枠には反対である。
21世紀枠でセンバツに出たとしたら、その高校より成績が上のチーム、その高校に勝ったチームでもセンバツに出られないという不公平が生じる。
21世紀枠は甲子園に出場したことがない高校、出場から遠ざかっている高校が対象となるが、現役生徒にとっては過去の成績は関係ない。
春夏合わせて5回しかない甲子園に出場できるチャンス、平等でなければならないはずだ。
和歌山東高校は秋季和歌山大会で3位であった。
近畿大会にも出場していない。
和歌山東よりも成績の良かったチームは近畿に何校も存在する。
和歌山東は、和歌山大会で優勝し近畿大会でベスト8に進出した市和歌山と準決勝で対戦し、9回裏に逆転サヨナラ負けを喫している。
準決勝での9回サヨナラ負け、そして今回の推薦辞退の悔しさをバネに夏の大会で甲子園出場を目指してもらいたい。
来夏、和歌山東に注目だ!
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