カープが1991年以来25年ぶりの優勝を果たした。
カープ創設から初優勝までに起こったこと、昭和時代後期の黄金期、そしてこの25年で起こったことを考えれば、第2期黄金期の到来が予想される。
戦力の均衡化とカープの育成力が黄金期を作り上げる!
カープ球団創設は1950年。
初優勝が1975年なので、25年の月日を要したことになる。
黎明期は資金難に喘ぎ、晩年Bクラス。
1975年に初優勝したのだが、大きな転機になったのが、1965年に始まったドラフト制度だろう。
それまでは自由入団制度だった為、人気球団・金万球団に選手が集まっていた。
しかし、ドラフト制度が施行され戦力が均衡化されたために、カープにも優勝のチャンスがやってきたと言える。
ドラフトが始まったと言っても、実際に戦力が均衡化されて育成力が発揮されるまで10年がかかったのである。
しかしその後は、1979、1980、1984、1986、1991年に優勝を果たすなど黄金期がやってきた。
だが、時代は動く。
1993年に逆指名制度、FA制度が始まった。
カープは逆指名で入団した選手はいるが、FA制度で入団した選手はいない。
逆指名もほぼ毎年2名獲得する球団がある中で、カープは12球団一少ない8名のみ。
(山内泰幸、澤崎俊和、黒田博樹、遠藤竜志、木村一喜、廣瀬純、永川勝浩、宮崎充登)
その逆指名制度が終了したのが2006年、それから10年後の2016年にカープは25年ぶりの優勝を果たした。
ドラフト制度が始まって10年後に初優勝、逆指名制度が終了してから10年後に25年ぶりの優勝、因果関係があるはずだ。
FA制度は残っているものの、戦力が均衡した中で育成力が問われる戦いとなればカープが優位になっていくことだろう。
25年ぶりに優勝を果たしたカープだが、育成力を活かし、1980年前後の黄金期がやってくるような気がしてとてもワクワクしてならない!
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