2016年プロ野球開幕が近づいてきた。
即戦力ルーキーや若手にとって、「開幕1軍」は大きな目標の一つ。
開幕時の出場選手登録は3日前までとなっているので、今日にも開幕1軍登録メンバーが公示されるはずだ。
1軍登録メンバーは何人?ベンチ入りメンバーは何人?
プロ野球の1軍登録メンバーは28人、試合ごとにベンチに入れるメンバーは25人である。
28人登録できるが、3人はベンチから外れる事になる。
通常は、ローテーションピッチャーがこの3人に該当し、いわゆる「上がり」となり、試合前にホームであれば自宅へ、ビジターであれば宿舎・ホテルへと戻ることとなる。
それでも、ローテーションを5人で回していれば1人、6人で回していれば2人が上がりの対象から外れてベンチ入り登録される。
(1人はその日に先発するので、上がりの3人と先発投手を除いた人数となる。)
プロ野球の中継やインターネットの速報でベンチ入りメンバーを見ていると、先発投手が名を連ねているのは、この為である。
実際にベンチにいる場合もあれば、上がりとなりベンチにはいない場合もある。
以前、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平がこのケースでベンチ入り登録されていた。
しかし、先発調整としてベンチには入っておらず宿舎に帰っていたことがあったが、試合終盤に野手の多くを使っており、大谷翔平を野手として宿舎から球場へ呼び戻そうかと議論になったことがあるらしい。
開幕時は先発ローテーション投手全員を出場選手登録させておく必要はない。
ローテーションに合わせて順次登録させていけばよく、その分を野手が登録できる。
その為、各球団、開幕時は野手の出場選手登録やベンチ入り登録が多くなる。
そして、2カード目、開幕から4試合目くらいから野手の人数も落ち着いてくる。
開幕1軍を目標にしてきた野手にとって、本当の戦いは2カード目からと言える。
2015年にはカープ若手の大砲:美間優槻が開幕1軍入りを果たした。
開幕2試合目には、対戦相手である東京ヤクルトスワローズの先発投手がサウスポー石川雅規であった為、7番サードでプロ入り初出場・初先発。
プロ入り初安打を放つことができずに、開幕から4試合目を終えた時点で1軍登録抹消となり、2軍降格となった。
その後、1軍に上がってくることはなかった。
美間優槻のように、若手にとっては開幕1軍が先ずは目標だろうが、その後どれだけ1軍に定着できるかが次の目標になってくる。
毎年、多くの若手が出てくるプロ野球、カープだけでなく球界全体を見渡しても楽しい時期である。
出でよ!若鯉!!
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