読売ジャイアンツにFA移籍して3年目となる大竹寛がキャンプ初日に肉離れで離脱した。
前田健太の前のエース格であった投手、そろそろ通算100勝かな?と思い調べてみた。
前田健太に勝利数も投球回も抜かれた大竹寛
大竹寛は高校2年生の時に夏の甲子園に出場しているが、坂元弥太郎の控えであり甲子園での登板は無い。
3年生の夏は埼玉県予選で敗れているものの、その実力は全国的に有名で、甲子園に出ていないながらも高校日本代表に選ばれてアジアAAA選手権に出場した。
そして、その素材を見込まれてカープにドラフト1位で入団。
若い頃から期待された投手であり、先発、時には抑えとして活躍し、ある意味カープらしい投手であった。
2010年に肩、2011年に骨折と戦線を離脱することがあり、この間に前田健太にエースの座を奪わたと言ってもいいだろう。
そんな大竹寛と前田健太の通算勝利数と通算投球回数の推移を比較をしてみた。
先ずは通算勝利数。
大竹寛は通算86勝、前田健太は通算97勝でもうすぐ通算100勝を迎える。
2014年シーズンで二人の数字はほぼ並び、2015年に前田健太が大竹寛の通算勝利数を上回った。
(2014年シーズン終了時点で大竹寛83勝、前田健太82勝)
続いて通算投球回。
通算投球回は大竹寛が1453.1/3イニング1509.2/3イニングで、2015年に大竹寛を前田健太が抜いた。
ともに高卒ドラフト1位でカープに入団し、1年目はじっくりと2軍で鍛えられて登板は無く、2年目シーズンにプロ入り初勝利を上げている。
大竹寛はクローザーを務めたりケガの影響があったりしたが、前田健太の右肩上がりの推移を見ていると、毎年安定した勝ち星を上げ、しっかりとローテーションを守りイニングを投げていたことがわかる。
5歳の年齢差がある2人だが、名実ともに大竹寛を抜いた前田健太。
前田健太はメジャーに行っても右肩上がりに成績を伸ばすことだろう。
大竹寛もカープ戦以外で右肩上がりの成績を残し、通算100勝を目指してもらいたい。
関連記事:
- None Found